ワークショップ「防災意識をあげるためのアイディアを考える」/就活SST「職場での問題に対処する」

新聞読解「新元号、ここに注目」

以下、記事の要約です。

政府は1日、平成に代わる新しい元号を決定し、公表する。
有識者や衆参両議院議長らの意見を聞いたうえで臨時閣議で新元号を定めた政令を決定する。
手続きは平成改元を踏襲するが、昭和天皇の崩御を受けた30年前の前回とは異なる点もある。
約200年ぶりとなる天皇退位を踏まえ、憲政史上初となる事前公表の注目点をまとめた。

〇発表方法
テレビやネットで中継を行う。

〇出典
漢文か初の日本古典か
古来から、考案者は主に中国の古典に通じた学者が担ってきたが、
日本の伝統を重んじる立場から、国書(日本の古典)から選ぶべきだとの議論もある。

〇有識者懇談会
国民参加で決定。
政府は新元号の制定にあたり首相官邸で有識者懇談会を開く。
メンバーはノーベル生理学・医学賞を受賞した京大教授の山中伸弥氏らが取りざたされる。

〇事前公表
現天皇が政令署名
新元号を定める政令は4月1日の臨時閣議で決めた後、天皇陛下が署名し同日中に公布される。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 平成が発表された当時では、テレビしか中継手段がなかったことに振り返ると驚きを感じる。
  • 平成が終わると思うと、時代の転換を感じる。
  • 総理の言うとおり、幅広い視点で意見を出し合い、まとめてほしいという願いがあります。
  • 平成が発表された頃、インターネット等がなかったので30年で随分と発展したなと思った。

新聞読解プログラムの後に、元号が令和(れいわ)と発表されました。
新たな気持ちで前を向いていきたいですね!

新聞読解の発表形式について

年度改定にあたり、リスタートでは新聞読解を一部リニューアル致します!

具体的には、新聞読解に関して意見の出し方を統一します。
N.L.C(ナンバリングラベリングコンテンツ)と言う方法を取り入れます。
NLCとは、発表することが何点あるか先に伝え、その後に内容を説明するプレゼン方法のことです。

この方法は、あの有名なスティーブ・ジョブズのスピーチの形式で取り上げられ、
プレゼンの代表的な手法として、企業の研修などで利用されています。

この方法を身につけることによって、簡潔に発表をすることができるようになります。
また、会社で上司に報告をする際やプレゼンテーションの訓練にもなります。

方法

1)最初に、新聞記事から自分が感じたことが何点あるかを示します。
2)次に、それぞれについての内容を理由や例を交えて説明します。

この記事について、私が気になった(感じた等)ことは〇点です。
1点目は、~です。
~については、この記事で初めて知ってとても驚きました。なぜなら、~だからです。
2点目は、~です。
記事では、このように書かれていますが、導入には抵抗があるのではないかと感じます。

NLCをマスターして、簡潔に相手に伝える訓練をしていきましょう!

就活SST

『ま』で始まるお金で買えないものは?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

Aグループ「真心」/「マラソンのタイム」

今回、Aグループで出た回答はこの2つでした。どちらも、お金がいくらあっても手に入れることのできない、価値あるものですね!

職場での問題に対処する

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。

前回までで選択理論についての話が終わったので、今日からは、ビジネスの様々な場面について、対処の仕方を考えていきます。

シーン①

状況
後輩で新人のAさんがお客様からのクレームの電話に「えっ!うちの社員が!うそでしょ、そんなこと絶対に言うはずありませんよ!」と語気を荒げて反論している。

お客様のきつい口調に釣られてのことのようである。

このような場合、あなたが先輩としてAさんに注意するとしたらどのようなことを言えば良いか。

回答
クレーム対応についての問題ですが、この対応では、さらなるクレームを招くことになりそうですね。

今回の場合、以下の点に気を付ける必要がありそうです。

・相手はお客さまだから、どのような言われ方をしようと感情的になって乱暴な言葉遣いや口調で反論してはいけない

・自社の社員を信用していても確かめなければわからないことだから、こちらに非がないと決めつけるのは良くない

・お客さまは気分を害して電話してくるのだから、その気持ちを収めるような口調で応対をしないといけない

客と販売側の立場の違いを考え、対応する必要について注意することが答えとなります。

シーン②

状況
あなたは後輩のBさんに

「課長からもっと問題意識を持って仕事をするように言われたが、真面目に仕事に取り組んでいるつもりなので、何がいけないのかわからない」

と相談された。

このような場合、Bさんにどのようなことに気づかせたら良いか。

回答

この場面で問題となることは、Bさんが、「真面目に仕事に取り組むこと」と「問題意識をもって仕事をすること」を混同していることです。

「問題意識を持っていない」ということは、現状に問題があるにもかかわらず、それを意識していないということになります。

いくら業務態度が真面目であっても、改善できる問題をそのままにしているのでは、社会人として、まだ足りない部分があると言えます。

以下の点に注意してみてください。

・漫然と仕事をするのではなく、仕事の効率化、合理化などを考える。
・得意先が満足するサービスを、いつも考えて実行する。
・得意先と接する中から、要望などを探っていく。
・自ら情報を集めて、仕事に役立てるようにする。
・自らアイデアを出したり、工夫、提案をするなど、積極性を発揮する。

シーン③

状況
あなたが後輩のCさんに、「あなたは行き当たりばったりで仕事をしているが、そのような仕事の仕方は駄目だ」と注意したところ、「仕事をしているのになぜ駄目なのか」と尋ねられた。

このような場合、どのように返せば良いか。

回答

行き当たりばったりで仕事をしている、ということは、言い換えれば計画を立てずに進めているということです。

計画を立てないで進めた場合に考えられる問題点として、以下のようなことが挙げられます。

・仕事は、結果を想定して計画的にやらないと抜けや間違いなどが生じやすい
・抜けなどがあっても、いざそれが問題になるまで気が付きづらい
・計画的でないので無駄が多く、その結果やり直しが生じたり時間に余裕が持てない

こういった要素から、計画を立て、準備して仕事をしていく必要を説明できればよいでしょう。

ワークショップ「防災意識をあげるためのアイディアを考える」

高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「防災意識をあげるためのアイディアを考える」です。

利用者さんの回答

Aグループ:スマホ防災

ターゲットは、災害経験がない小学生~20代に定め、「スマホ防災」と銘打った政策を展開。

具体的には、専用のアプリの開発と、ダウンロードの義務化・初期設定時にインストールされているようにします。

アプリの機能は、避難場所・ルートの登録、被災時の位置把握。

そして、Youtuberの方に避難訓練をやってみたという動画をアップロードしてもらい、自主的に訓練する人を増やします。

手軽・手近である一方、通信障害時の問題点が懸念されます。

Bグループ:大災害でも個人が生き延びるために

Bグループは、国民全体をターゲットとし、大型震災でも個人が生き延びられるレベルまでの認知を目標にしました。

具体的にはCMでの啓もう活動、震災関連のテレビ番組作成、ゲーム形式での体験を考えました。

CMでは震災に備えておくべきものについて、避難時にも家から出たがらない人への声かけ方法などを紹介。

身近な例であること、繰り返し放映することで刷り込み効果が期待されます。

デメリットとして予算や、すでに被災している人たちへの配慮が考えられます。

スタッフからのコメント

今回のようなテーマは「課題解決型」と呼ばれます。

アイディアが出しやすい一方、方向性を定めるのが難しいため、グループでは、具体的なターゲット・目標などを定めるとよいですね。

また、方向性や施策がまとまったら、デメリットや課題を議論することで、より密度の高いディスカッションになります。
 

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