就活SST「職場での問題に対処する」/ワークショップ「良い会社が持っている3つの条件」
目次
新聞読解「『熱血』を呼び覚ませ 働き方進化論」
以下、記事の要約です。
会社の「当たり前」を捨てて若手の目線で眺めれば、全く違った風景が浮かんでくる。
南青山から渋谷に本社を移すある会社では20~30代を中心にしており、「新しいことに挑む風土に帰る」と意欲を燃やす。
グループ会社の人の交流の場となるフリースペースをつくったり、ビジネスカジュアルを積極的に取り入れている。
人材会社の調査によると、入社1年目だと「主体的にキャリアを形成したい」人は71%だが、7年目だと62%となる。
つまり、会社に長く居るほど会社に染まり、保守的になってく。それをどう打ち破っていくか、会社には若手のモチベーションをどう維持するかが問われる。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 入社1年目で、主体性を大切に感じている若手が71%いることに驚いた。
- 主体性にこだわらないという考え方もありなのでは。
- 上司の指示で動く部下より、主体的に動く部下を求めている。
- 起業家的な意識を良しとする風向きは、突き詰めると会社というものが無くなるという方向性になるのではないか。
今はモチベーションを会社側が若手にどう与えられるかという時代なんですね。
ますます、やる気のある社員が求められている、とも言えますね!
就活SST
『そ』『ぞ』で始まる日常生活で必要なものは?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
Aグループ「掃除機」/「ソース」/「ぞうきん」
今回、Aグループで出た回答はこの3つでした。
どれも生活をするのに必需品となりますね!
職場での問題に対処する
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。
ビジネスの様々な場面について、対処の仕方を考えていきます。
シーン①
状況
あなたは、新人のAさんから、「課長から食事を一緒にどうかと誘われたが、目上の人と食事をすることに慣れていないので不安だ。
どのようなことに注意したら良いか」と尋ねられた。このような場合、どのようにアドバイスするのが良いか。
三つ答えよ。
解説
ポイントは、「相手を立てる」という点になります。
会社は、組織で動いているので、相手との関係性に配慮する必要があります。
①では、新人Aから見て課長は目上に当たるので、「相手を立てる」行動が必要です。
具体的には、「上座・下座に気を付ける」「課長より時間がかかるもの・高いものを頼まない」などが挙げられます。
シーン②
状況
マナー研修を担当したあなたは、後輩のBさんから質問を受けた。
「自分は設計者として採用されたのに、営業職の人たちと同じマナー研修を受ける必要があるのだろうか。
専門的な知識や技術を磨く方が重要ではないか」というものである。このような場合、どのようなことを言えば良いか。
三つ答えよ。
解説
②では、マナー研修を何のためにしているのかを考えることが、まず必要です。
マナー研修は、「社会人としての資質を磨くため」に行っています。
設計者であろうと特殊な技能を持っていようとも、ビジネスマナーは必要とされますよね。
技術者である以前に、社会人であること、そういったことを指摘できることがポイントとなります。
シーン③
状況
あなたは、他地区の営業所に転勤することになった。
このような場合、担当していた地区の得意先へ転勤のあいさつ回りをすることになるが、どのようにすれば良いか。
三つ答えよ。
解説
転勤の挨拶では、以下の2点をまず伝えることが大切です。
①後任のこと(後任がいるのであれば、同行)
②お世話になったお礼
アポイントメントはこの場合不要ですが、
手短に済ませることを意識しましょう。
自分が転勤になっても、「会社との関係は継続」されるということを念頭に、
礼儀を尽くしましょう。
ワークショップ「良い会社が持っている3つの条件」
高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。
ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。
また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。
今日のテーマは、「良い会社が持っている3つの条件」です。
利用者さんの回答
Aグループ
Aグループでは、議論した結果、経験などから「コミュニケーションを取りやすい会社」ということでテーマを決めました。
その要素として、3つ以下の条件を挙げました。
①人間関係
②相談しやすい
③オフが取りやすい
メリットは、「働きやすい」「会社残る人が増える」、
デメリットは、「保守的になったり」「生産性が落ちる」を挙げました。
デメリットに対する改善策としては、外部機関等とのコミュニケーションを設定しました。
Bグループ
Bグループでは、以下3つの条件を挙げてそれぞれについて説明してくださいました。
①お金
「給与システムがしっかりしている」、「金銭管理ができている」
②個人の自由
「人間関係がしっかりしている」「コミュニケーションを大切に」
③健全さ
「社会貢献がしっかりしていること」
スタッフからのコメント
今回は、制限をかけずに、思いついたアイディアを列挙して、そこからまとめをして頂きました。
発表時には、図表などを交えて発表を取り入れる等、各班工夫が伺えました。
一方、課題として、「今、何の議論をしているか」を把握しながら進める必要があります。
また、メリットやデメリットなどを検討しておくことも忘れずにしていきましょう。