就活SST「アサーション」
目次
新聞読解「令和を歩む 『ひとり』発が咲く時代へ」
以下、記事の要約です。
脚本家北川悦吏子氏の令和という時代について。
2018年に放映されたNHK連続テレビ小説「半分、青い」では、
ヒロインがままならない人生を創意工夫で生き抜いていく姿を描いた。
脚本を書くにあたって、昭和から平成にかけての時代考証が力になった。
「人生のイニシアチブは自分でとる」という登場人物のセリフは新たな時代に日本人が保つべき精神を表現したものとのこと。
大勢の人が集まって何かを成し遂げることが美徳だったのはもはや過去のことではないか。
「自分発」のアイディア次第で新たな物事が動いていく、個の可能性に満ちた時代が始まっている。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- インターネットが発展したのはいいが、人間関係が希薄になったのは気になる。
- 平成の初めに育ててもらったことを、次の世代に引き継ぐことは大切なことだと思う。
- 戦後の日本は経済成長という目標によって発展してきたが、一時期はそれが欠如したのではないかと思う。
- 「職人技は見て盗め」は今や時代遅れなのではないか。
皆で一緒に何かを達成していくということが大事にされてきた時代、
個で自分発信で何かを達成していく時代、
それぞれの良いところを受け入れていきたいですね!
就活SST
『お』で始まるありがちな遅刻の言い訳は?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、水曜日に就活SSTをやっています!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
「オットセイを保護していた」「大泉学園で人身事故」「お鍋の火を止め忘れた」「お手洗いに行っていた」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
Bグループ「お財布を忘れた」
Cグループ「落とし物をした」
Bグループの回答、確かに、財布を忘れては電車にも乗れず一度帰るしかないですね。うっかりミスなので許してもらえるかは別の話ですが・・・。
Cグループの回答は落とし物。こちらも同じく財布など落としてしまっては一大事ですよね!
アサーション
今日は、非難や苦情への対応について学びました。
生活していく中で、自分が起こした行動が相手を不快にして非難されたり、時には身に覚えのないことで理不尽な苦情を受けることなどを、すべて避けることはできません。
こんな時、自分も不快になったからといって感情そのままに行動してしまっては、相手との関係を壊すことになるかもしれませんし、トラブルの原因になります。
そこで役立つのが、「アサーション」という考え方です。
1つ例を出してみましょう。
あなたはある友人を遊びに誘おうとしましたが、忙しそうにしていたので、誘うのを諦め、他の友人と遊びに行きました。
しかし次の日、誘うのを諦めた友人から、「昨日、遊びに行ったんだって?どうして誘ってくれなかったの?ひどいよ!」と言われてしまいました。
こんな時、あなたならどのように返すでしょうか? 一番近いと思うものを以下から選んでみてください。
①「そんな怒らなくてもいいじゃん!私としても気を遣ったんだよ!」
②「いやいや、誘おうと思ったんだけど、忙しそうだったからさぁ」
③「ご、ごめん・・・」
④「ごめんね、予定を空けておいてくれていたんだね、帰る時に忙しそうにしていたから誘いづらかったんだ」
①「そんな怒らなくてもいいじゃん!私としても気を遣ったんだよ!」
相手の気持ちを汲まず、自分の意見だけを主張してしまっていますね。
口調としても攻撃的で、この後口論になってしまうかもしれません。
このような自己表現を、「攻撃的なコミュニケーション」と呼びます。
②「いやいや、誘おうと思ったんだけど、忙しそうだったからさぁ」
こちらは、①のセリフと比べると攻撃的ではないように見えるかもしれません。
しかし、実際には「いやいや」と相手の意見を受け流し、自分の意見を押し通そうとしています。
実はこれも、①と同じく「攻撃的なコミュニケーション」なのです。
③「ご、ごめん・・・」
①、②とは対照的に、自分の言いたいことは伝えず、相手の意見を受け入れています。
相手からすれば良いと言えるかもしれませんが、これでは「相手を気遣って誘わなかったのに理不尽に文句を言われた」という気持ちが燻ってしまいますね。
このように、相手のことは尊重するものの、自分の意見は言わず押し殺してしまう自己表現を、「非主張型コミュニケーション」と呼びます。
④「ごめんね、予定を空けておいてくれていたんだね、帰る時に忙しそうにしていたから誘いづらかったんだ」
①、②、③のいずれとも異なり、相手の意見を一度受け止めた上で、自分の意見を主張するやり方です。
このような、「自分も相手も大切にする自己表現」こそが、「アサーティブなコミュニケーション」です。
アサーションを行う基本的な方法は、「相手の話の区切りのいいところまで待って受け止める」ことと、「クッション言葉と共に、自分の意見や気持ちを伝える」ことです。