就活SST「職場での問題に対処する」/ワークショップ「未来に行けるとしたら未来で何をするか」
目次
新聞読解「新技術 暮らしに彩り」
以下、記事の要約です。
人工知能(AI)やドローン、自動運転など平成に生まれた新技術は、令和の日常に本格的に登場することになりそうだ。
2020年8月、東京五輪・パラリンピックの競技会場、幕張メッセ周辺では1人乗りの移動機器「パーソナルモビリティー」が公道を走る光景を目にするかもしれない。
千葉市は16年から国家戦略特区の制度を活用して、小型無人機(ドローン)による宅配や自動運転など次世代の街づくりを進めている。
同市は20年にパーソナルモビリティーのシェアリングサービスの導入を目指している。
人工減少や休息に進む高齢化、外国人の増加など、現在の街がつくられた頃には想定していなかった課題解決の一助を担う新技術。
「身の回りのあらゆる場面でAIと会話できるようになる」未来がそこまで来ている。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 福祉や防災に対しての開発になってほしい。
- 幕張という場所を生かしてほしい。
- パーソナルモビリティーを公道で実験したことは実用化に向けて進んだということだと思う。
- AIやパーソナルモビリティーは高齢者の助けになるといいが、やはり人間にはかなわないのではないか。
AIやパーソナルモビリティーなどの新技術が、次々と実用化に向けて進んでいます。
人間と共存して、より良い暮らしになっていけばいいですね!
就活SST
『か』『が』で始まる日本が世界に誇れるもの・ことは?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
Aグループ「歌舞伎」/「合掌造り」/「刀」/「漢字」
今回、Aグループで出た回答はこれらのものが出ました。
歌舞伎や合掌造り、刀など古風なものが並びました!歴史を感じますね!
職場での問題に対処する
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。
ビジネスの様々な場面について、対処の仕方を考えていきます。
シーン①
状況
あなたは、後輩たちが同僚Aさんの電話対応について、
「言葉遣いが丁寧すぎるし話し方も落ち着きすぎている」などとうわさしているのを耳にした。
しかし、あなたはAさんが多くの取引先から感じが良いと評判なのを知っているし、自分も良いと思っている。
このような場合、後輩たちにどのようなことを言うのが良いか。
三つ答えよ。
解説
今回の状況では、お客様から好評の声を頂いているので、
非難めいたことを言う後輩たちに対しては「丁寧さ」や「落ち着き」の大切さをわからせることが答えとなります。
会社員として、「顧客満足度」(お客様の声)は、
提供する品質を考える上で一番重要なものです。
仕事をする上で、自分の仕事の品質は、どのように測られているか意識してみるといいですね!
シーン②
状況
営業課のあなたが電話を取ると、最近まであなたが担当していた得意先Y社からで、
「あなたの後任の方(Bさん)が約束の時間より30分も早く来た。X社との商談が早く終わったからだそうだが、何事もなかったような顔をしていたのでおせっかいと思ったが知らせておく」というものだった。
このような場合、あなたはBさんにどのようなことを言って指導すれば良いか。
三つ答えよ。
解説
この状況では、
以下2点今後気を付けるべきことがあります。
①訪問の時間が30分前だとあまりにも早いこと
②自社の内部事情を他社に話してはいけないこと
①の訪問時間ですが、
得意先も業務があるので、30分前だと早過ぎて迷惑をかけてしまいます。
5分前くらいに到着することを意識しましょう。
②の内部事情に関しては、
他社に話すことではありません。
クレームにつながることもあるので、気をつけましょう。
上記の点を踏まえ、次回得意先の担当と話す際は迷惑をかけたことを謝罪して、今後気をつけるということを伝えましょう。
シーン③
状況
あなたと同じ課の同僚Cさんが病気で入院した。あなたは一番仲が良いこともあり、課を代表してお見舞いに行くことになった。このような場合の、
1)見舞いに行く前にすること(「見舞いの金品の用意」は除く)2)見舞いに行ったときに心がけることを、それぞれ三つ答えよ。
解説
1)の見舞いに行く前にすることとしては、
病状や病院名、所在地、面会時間の確認をすること、
家族に連絡することなどが挙げられます。
2)の見舞いに行ったときに心掛けることとしては、
短時間で切り上げることや、元気づけるよう明るく振舞う、
また、同室の他の患者への配慮を忘れないが挙げられます。
見舞いに行く際には誰に配慮をする必要があるかで考えてみましょう。
①本人
②家族
③病院
に対しての配慮が必要です。
それぞれに対して、どのような配慮が必要かで考えると、
上記のような答えを導きやすいです!
是非、配慮ができる人になるために、練習していきましょう。
ワークショップ「未来に行けるとしたら未来で何をするか」
高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。
ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。
また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。
今日のテーマは、「未来に行けるとしたら未来で何をするか」です。
利用者さんの回答
A班:ここ20年で起きる事件を知る
A班では、前提として、未来へ行って帰ってこれる、という条件を設けました。
未来へ行き、ここ20年で起きる事件を知って帰ってくることで、犠牲者を救うことができる、と考えです。
一方で、まだ起きていない事件を暴くため、人権・倫理の問題があります。
また、捜査中に別の事件が起きてしまう可能性も出てきます。
B班:行きたい時代へ行って、未来を確認する
B班では、①未来へ行って戻ってくる、②どのくらい先の未来かは考えない、という前提条件を設けました。
結果、未来をよくするため温暖化進行具合を確認したい、女系天皇が成立しているか知りたい、という未来確認型の意見がひとつ。
もうひとつとして、かけごと・宝くじなどのあたりを知る、希少価値の高いものを売る、など、ビジネス的な意見が出ました。
スタッフのコメント
今回は自由発想型でしたが、発想の範囲が広く、議論がなかなかまとまりにくいという印象がありました。
似ている意見をくっつける・まとめる他、各意見のメリット・デメリットから分類していく、という方法もありますね。
前提条件は狭すぎず・広すぎずを意識しなくてはならず、難しいテーマでしたね。