就活SST「職場での問題に対処する」/ワークショップ「病院の待ち時間を減らす方法」

新聞読解「廃校再生 活気呼び込む」

以下、記事の要約です。

廃校となった首都圏の小中学校の校舎を新たな交流拠点として再生する動きが広がっている。
宿泊施設に生まれ変わった過疎地の小学校には団体旅行や企業研修で都市部からの利用者が相次ぎ訪れ、都心の中学校は芸術家育成の拠点となるなど、活用方法は様々だ。
地域活性の起爆剤として廃校を活用しようと、企業や自治体の模索が続く。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 学校には遊び心をかきたててくれるものがたくさんあるなと感じた。
  • 安全面での対策は大丈夫か気になった。
  • 地域の交流の場になって良いと思う。
  • 学校には怪談話があるので、お化け屋敷にしたら面白いのでは。

学校は場所として面白いので、安全面に気を付けて有効活用してほしいですね!

就活SST

『ほ』『ぼ』で始まる無駄もの・ことは?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

Aグループ「ほこり」/「包装紙」

今回、Aグループで出た回答はこれらのものが出ました。
「ほこり」は、ゴミから出たものですし、まさに無駄ですね!
「包装紙」は、品物をプレゼントする時など便利ですが、中身と比べると不要とも言えるかもしれません。

職場での問題に対処する

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。

ビジネスの様々な場面について、対処の仕方を考えていきます。

シーン①

状況
営業課のあなたは新人のCさんに、「私の代わりに今からこの書類をY社のD係長に届けてもらいたい。
先方にはCさんが訪問することを連絡しておく」と指示した。するとCさんは、「会社の訪問は初めてなので、訪問の仕方を教えてもらいたい」と言う。
Y社ではまず1階の受付で取り次ぎを頼まないといけない。このような場合、どのようなことを教えれば良いか。
三つ答えよ。

解説
この設問では、新人が初めて会社訪問をして届け物をする場面です。

そうした場合、「受付」「本人にお会いした時」の二つに分けて考える必要があります。

「受付」では、以下3点を伝える必要があります。
①社名
②名前
③用件

自分がどういった所属で何の用で来たのかを、受付では伝えることが大切です。

「本人にお会いした時」は、下記2点を伝えます。
①普段お世話になっていることのお礼
②代理で届けにきた旨

また、何か質問を受けた場合はすぐに答えられるものを除き、「用件だけ聞いておく」ということが重要となります。

間違ったことを伝えず、後で担当者から直接連絡すると伝えておきましょう。

シーン②

状況
生産管理課のあなたは、部品加工を委託しているT社の仕事ぶりがあまりよくないので、別の会社に替える提案をしようと考えている。
ついては何社か候補を挙げる必要があるが、このような場合あなたは、どのようなチェックポイントに基づいて候補を選択すれば良いか。
四つ答えよ。

解説
T社の仕事ぶりが良くなく、部品加工を委託している会社を変えるという場面です。

生産管理をしている会社の場合、判断する指標として、下記3つあります。
①質(Quality)
②費用(Cost)
③納期(Delivery)

これらを総称して、「QCD」と言います。

今回の設問に当てはめると、
・加工技術があるか(質)
・加工単価は安いか(費用)
・納期をしっかり守る会社か(納期)
などが挙がります。

以上の判断基準を参考にしてみましょう。

シーン③

状況
あなたは昼ごろ係長から、明朝9時からの会議で使うので今日中に、と資料の作成を指示された。
しかしあなたは忙しかったので、新人のAさんに一部を頼んでおいた。夕方、Aさんにできたかと確認したところ、明日作るようにと聞いたので手を付けていないと言う。
このような場合どのように対処したら良いか。順を追って箇条書きで答えよ。また、今後このようなことをなくすにはどうしたら良いかを1つ答えよ。

解説
この設問のように、問題が起こった時(今日中に作成する予定のものが間に合わないなど)は、まず上司に報告する必要があります。

そして、上司に「その仕事が本当に今日中に作成すべきものか」判断してもらい、必要であれば残業の許可を得ます。

そのような手続きを経たうえで、残業を行い、仕事を終わらせる流れになります。

また、今後の対応策としては、
・口頭ではなくメモに残しておく
・時間に余裕を持って進捗の確認をする
などが挙げられます。

こういったコミュニケーションや報連相の問題は必ず起こるので、
「次どうすれば同じ問題が起きないか」を考えて対応策をうつことが大事です!

ワークショップ「病院の待ち時間を減らす方法」


高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「病院の待ち時間を減らす方法」です。

利用者さんの回答

Aグループ:バーチャル問診

スマホを使って、全国の医師が診療するバーチャル問診を考えました。
地域などの医師不足の解決策にもなり、また歩けない患者などでもオンライン診療なら対応できます。
一方で、IT慣れしていない高齢者、システム障害時の対応が懸念点となります。
現状では、メールや電話で予め相談内容を知らせておくことが待ち時間を減らすための第一歩になると考えます。

Bグループ:担当医をわける

Bグループでは、処置内容ごとに担当医をわける、という解決策を提案。
たとえば予防接種の担当医、検査担当医、などで医師をわけることで、より効率的な診察が可能になるのではないかと考えています。
また、効率的な診療が実現できれば滞在時間も短くすむので、予防接種などもよりスピーディーに処置できます。
デメリットとして人件費の問題が考えられますが、効率性が実現できれば病院自体の評判がよくなり、人件費をカバーしていけるのではと考えました。

スタッフのコメント

各班ともに、まとめるのに苦戦していたようです。
各自の意見をまとめる、要点を見つける、共通点を見つける。。。ディスカッションを積み重ねる中で練習していきましょう。
また話し合いながら集約していく、というのも簡単にはできるようにはなりませんね。
こちらも様々な人とのディスカッション、コミュニケーションを通して練習をしていきましょう!

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