認知行動療法講座「コラム法」/ 就活対策「挨拶・お辞儀」
新聞読解「農業データ連携 企業が二の足」
以下、記事の要約です。
農業を効率化するため国が今春商用化したデータ連携・共有システムの活用に企業が二の足を踏んでいる。
準備段階で約350社が名を連ねたが、活用を始めたのは20社強にとどまる。ノウハウが詰まったデータを企業間でやり取りすることに慎重な声が目立つ。
産業界のデータ連携の試金石ともみられていたが、農業再生の目標とのはざまで企業は揺れている。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 導入段階なのでもう少し様子をみてもいいのではないかと思う。
- 高齢の農家の人が働かなくても良い世の中になれば良いと思った。
- 新しいサービスに補償がないのは厳しい。
- 大手の企業は金銭的な戦略があるのかもしれない。
データの活用や共有はどの業界にとっても必要なことですが、農業に合った取り入れ方・工夫をしてほしいですね!
認知行動療法講座
就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。
前回の講座で、問題リストを作成し、問題を明確化する方法について話しました。
今回は、問題の解決に取り組む際に、精神的なハードルを下げるため、”認知”を修正する方法についてお話します。
認知を修正するために
前回作成した問題リストにより、今自分を苦しめている問題はどんなことで、どうすれば解決となるのか、見えてきたかと思います。
では、いざその問題を解決するための行動を・・・と進めれば良いのですが、実はこれは簡単なことではありません。
どうすれば解決できるのか、頭ではわかっていても、マイナス思考の悪循環が続いていると、心理的な障害が大きく解決が困難に思え、動けなくなってしまいます。
そこで、「行動」を直接変えるのではなく、「認知」を変えることで、行動の変化を促すことができます。
そのために、今回は「コラム法」を使ってみます。
コラム法
リスタートの認知行動療法では、「7つのコラム法」と呼ばれる方法を使っています。
これは、以下の7つのコラムを使って、認知の歪みに変更する方法です。
第1のコラム:その場の状況
第2のコラム:そのときの気分や感情
第3のコラム:瞬間的に浮かんでいた考え(自動思考)
第4のコラム:自動思考を裏付ける事実(根拠)
第5のコラム:自動思考と矛盾する事実(反証)
第6のコラム:視野を広げたバランスのよい別の考え(適応的思考)
第7のコラム:考えを変えた後の気分の変化
まずは、この中の第1から第3のコラムを使って自動思考を探し出します。
3つのコラム
第1のコラムはネガティブな感情が浮かんだタイミング、第2のコラムはそこで浮かんでいた感情を書き出します。
これらの情報から、第3のコラムで自動思考を探し出します。
認知行動療法においては、気分や感情は、状況に起因するものではなく、その状況をどのように受け止めたかによって浮かぶものであると考えます。
そのため、第2のコラムに書き出した感情が浮かぶ原因となった考えを探すことができれば、それが自動思考となるのです。
就活対策 実践編「挨拶・お辞儀」
リスタートの就活対策講座は、ビジネスマナーについてただ講義を聞く形式ではなく、利用者さん自らで調べ、資料にするという形式で進めています。
ただ講義を聞くだけよりも記憶に残りやすいだけでなく、「情報を収集する力」や「他人に伝える力」を磨くことができます。
今日のテーマは、「挨拶・お辞儀」についてです!
また、今回からは自分達がまとめた内容を身に着けるために実践をしています。
実践をして、より自分のものにしていきましょう!
まとめ
今回は、このような内容について資料にまとめていただきました!
- あいさつは自分から先に行うよう意識する。
- あいさつは目を見て行う。
- あいさつには同時礼と分離礼がある。
- 丁寧なお辞儀は好感を持たれる。
今週のテーマは、「挨拶・お辞儀」です。
講座の最後には、実際にお辞儀の練習をしました。
お辞儀には下記の3種類あって、それぞれについて挨拶のセリフ(おはようございます等)をつけて実施。
①会釈(15度の角度。上司や同僚などとすれ違うときなど)
②敬礼(30度の角度。出迎え・見送りのときなど)
③最敬礼(45度の角度。謝罪やお見送りのときなど)
皆さん練習するにつれ、よくできるようになってきましたが、以下のようなことに気を付けてください。
・挨拶の言葉を言い終わってから、お辞儀をする
・頭(首)だけ下げない
・身体を倒したところで一回止まる
止まるところと、動くところをしっかり分けると、綺麗なお辞儀に見えます!
そういったことを意識して、今後挨拶をしていきましょう。