認知行動療法講座「自動思考をチェックする」/ 就活対策 実践編「来客応対」
目次
新聞読解「100円ショップ、根強い集客力」
以下、記事の要約です。
国内消費の現場で100円ショップの存在感が高まっている。
2019年度の店舗の増加数で大創産業(広島県東広島市)など大手4社の合計(310店)がコンビニエンスストア大手3社の合計(276店)を上回る見通しだ。
集客力の高さに着目したスーパーなどが中核テナントとして誘致する動きも目立っており、小売業の力関係が変化しつつある。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- スーパーの戦略に100円ショップを利用したのは良いアイディアだと思う。
- バリュエーションが増えて積極的に利用したいと思った。
- 大手ではないと集客が少ないし、品質があまり良くない点がある。
- デフレの中で100円ショップの人気が落ちないのは良くないのではないか。
100円ショップはバリュエーション豊富でとても便利ですが、価格が下がり過ぎるのは他に影響が出ないか心配ですね。
認知行動療法講座
就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。
前回の認知行動療法講座では、「コラム法」について説明し、自動思考を見つけるための最初の「3つのコラム」に挑戦しました。
前回見つけた自動思考を見直していくために、今回は「認知の歪み」をチェックしていきます。
自動思考をチェックする
自動思考がマイナスの感情に繋がってしまうとき、物事の悪い面ばかりを見てしまっていることがあります。
しかし、自動思考は自分の頭の中に浮かんだひとつの可能性であり、その内容はすべて推測に過ぎません。
悪い影響を与える自動思考には、多くの場合「認知の歪み」と呼ばれる特徴的な考え方の癖が含まれています。
以下のような癖が考え方に含まれていないか、チェックしてみましょう。
①白黒思考
曖昧な状態を許容できず、物事すべてを白か黒かと極端に二分して考えてしまいます。
例)すべての仕事で良い結果を出さねばならない。1つでも失敗があれば、他が成功していたとしても、全て失敗したも同然なのだ
例)少しでも幼稚であれば大人とは言えない
②極端な一般化
1度や2度起こっただけの失敗・悪い出来事を、常に当然のごとく起きるコトだと思いこんでしまいます。
例)あるひとつのプロジェクトが思ったように進まないと、過去の失敗を思い出して自分はいつも失敗すると考える。
③心のフィルター
ものごとの良い部分をまるで意識できなくなり、悪いことばかりを思い出してしまいます。
例)今までの人生の中で、いい思い出なんて一つも無い
④マイナス化思考
良い部分を遮断する心のフィルターに対して、マイナス化思考は良いことを良いと考えられなくしたり、良いことを悪いことに置き換えてしまいます。
例)仕事で大きな成果を上げても『過去の失敗の償いに過ぎない』と落ち込む。
例)道に落ちているゴミを片付けても『わたしは偽善者に過ぎない』と自己卑下する。
⑤結論への飛躍
明確な根拠がないにも関わらず結論付けてしまうもので、“心の読みすぎ”と”先読みの誤り”に分類できます。
・心の読みすぎ
人の断片的な行動や発言で、その人がどう思っているかを決めつけてしまいます。
例)上司に挨拶をされなかったことで、自分は嫌われていると考えて憂鬱になる。
・先読みの誤り
だれにもわかるはずがない将来を決めつけてしまいます。
例)「わたしは一生不幸だ」
例)「わたしは永遠に孤独だ」
⑥過大評価・過小評価
自分の失敗や悪いところを必要以上に大きく、自分の成功や良いところを極端に小さく考えてしまいます。
また、他者についてはその逆に、失敗や悪いところは小さく、成功や良いところは大きく捉えることもあります。
例)人とうまく話せた時のことは忘れ、話せなかった時のことばかり覚えている。
例)自分が失敗したら「自分は無能だ」と考えるが、他人の失敗は「そんな失敗大したことないさ」と励ます。
⑦情緒的な理由付け
その時の自分の感情に基づいて現実を判断してしまいます。
例)新しい仕事で不安を感じると、「初めてでよくわからないから不安になっている」と考えず、「こんなに不安になるのだから自分にはできないほど難しい仕事に違いない」と考える。
⑧べき思考
「こうするべきだ」「ああするべきではなかった」と過去を思い出して悔やんだり、自分の行動を自分で制限したりしてしまいます。
自分で考えた基準を絶対のものとして考えるのが特徴です。
例)「上司なんだからもっと大人らしい行動をするべきだ」
例)「人は人と関わらなければ生きていけない。だから、人に感謝すべき」
⑨レッテル貼り
自分や他人に柔軟性のないイメージを創り上げて、そのイメージを固定してしまいます。
例)私はダメ人間だからいつも失敗するのだ。
⑩自己関連付け
何か悪いことが起きると、それが自分に関係なくとも自分のせいであると責めてしまいます。
例)子供が問題を起こすとすべて自分の育て方が悪かったのだと強く自分を攻める
例)プロジェクトの失敗はみんなには責任がない、わたしが全部悪いんだ
就活対策 実践編「来客応対」
リスタートの就活対策講座は、ビジネスマナーについてただ講義を聞く形式ではなく、利用者さん自らで調べ、資料にするという形式で進めています。
ただ講義を聞くだけよりも記憶に残りやすいだけでなく、「情報を収集する力」や「他人に伝える力」を磨くことができます。
今日のテーマは、「来客応対」についてです!
また、現在の就活対策講座では自分達がまとめた内容を身に着けるために実践をしています。
実践をして、より自分のものにしていきましょう!
まとめ
今回は、このような内容について資料にまとめていただきました!
- 来客応対は、会社の代表であるという意識を持って行う。
- 第一声として「いらっしゃいませ」と声をかける。
- アポイントの有無や会社名(名前)などを聞く。
- 案内を丁寧に行う。
今週のテーマは、「来客応対」です。
講座の最後には、実際に来客応対の練習をしました。
来客を確認しましたら、以下の流れで対応をしましょう。
①「いらっしゃいませ」と挨拶をする。
まず、元気よく「いらっしゃいませ」と挨拶をしましょう。
丁寧に、目を見て行うのがポイントです。
②下記の事項について確認を行う。
1)会社名
2)名前
3)アポイントの有無(アポイントがあるか、時刻、担当者名など)
③案内
アポイントがある場合は、応接室などの席にご案内して待って頂きます。
案内する時は、来客した人の2、3歩前を歩くのが基本です。指定の席の前で席を引いて、「こちらにおかけになってお待ちください」と伝えます。
待って頂いている間に、担当者に「○○社の○○さんがいらっしゃいました」と伝えます。
今回は、アポイントがある場合に絞って、案内まで実践して頂きました!
初めての方も多かったので緊張もあったかと思いますが、皆さん段々と上達していったのではないかと思います。
確認する事項を覚えておくことも大事ですが、何より大事なことは「元気よく」「自信を持って」案内することです。
今日行ったことを復習して、マスターしていきましょう!