ありのままに生きるための自己肯定感講座 ~その15 苦手が不運を生む~
目次
マインドフルネスと感謝が、あなたにもたらすもの
- ミスをしたら、怒られるのが見えているから、嫌だと思ってしまう。
- 自分に対して、冷たく接する人が多いと思う。
- 苦手な人がいる。警戒してしまうこともある。
怒られるのって確かに嫌じゃない?
それに「この人ちょっとニガテだな・・・」って思っちゃうこと、あるある~。
自己肯定感が高めて、対人関係をスムーズにするためのテクニックを紹介するよ!
苦手意識があなたを否定的にする
苦手なもの、嫌なものを「課題」としてクリアを目指す
- この作業、うまくできないしコツもつかめない、苦手だ・・・
- 苦手な人がいる・・・いつも自分に対して厳しいし、許してくれない。
- なんとなく、この場所が苦手だ・・・
こんな苦手意識ですが、誰にでもあって当然。
しかし、苦手意識こそが、あなたに不運を呼んでしまうものでもあります。
それと同時に、苦手意識を取り払うのにもコツがあります。
この苦手意識との向き合い方にひとつアイディアをプラスするだけで、自己肯定感がぐっと高まるようになるのです。
単なる「苦手意識」のままだと悪循環
仕事でミスをしてしまいました。
謝罪にいかなくてはいけませんが、呼び出された場所は会議室。
さらに、その相手は、なかなか話が通じない、威圧的で怖い相手。
もともと怒られるのが苦手で、さらに場所も会議室で緊張が高まります。
相手のことも苦手なのがわかっているので、恐怖、緊張、憂鬱が重なります。
こんな心理状態で謝罪に行くと、怒られる上に「またミスをした」「またうまくできなかった」と激しく後悔をしてしまうでしょう。
レベルアップ条件だととらえてみる
そんな後悔で辛い思いをする前に必要なのは、深呼吸と「課題意識」。
苦手なもの、嫌なものは、それらを克服した自分になるための課題、クエストです。
クリアすることでスキルアップもできるし、自信もつくでしょう。
ゲームなどでも同様ではないでしょうか。
スキルアップのための課題が与えられたのなら、実はありがたいチャンスでもあるのです。
だから苦手な場面でこそ「この課題はチャンス」「課題が与えられたのは幸せなこと」と自分に言い聞かせます。
苦手なものにこそ、感謝をしてみてください。
「苦手意識」を落ち着かせる
ただの苦手意識のままでは、怒られるのも、相手も、場所も嫌で窮屈。
しかしそんな自分に気づいたら、スキルアップのためのチャンスが与えられた、ありがとう、と感謝をします。
苦手な相手に、心の中で「厳しいご指摘のおかげでスキルアップできている、ありがとうございます」と唱えてみましょう。
感謝というポジティブな気持ちは潜在意識への影響が大きく、またその場での不安や恐怖も和らぎます。
謝罪に向かう前に、「乗り越えるべき課題をくれて、ありがとう」と唱えます。
不安な気持ちも和らぎ、緊張も落ち着いていくでしょう。
落ち着いた精神状態で挑めば、苦手も冷静に対処できます。
そうして課題をクリアすることができるのです。
苦手意識は、苦手意識を呼んでしまうので注意
「苦手」「憂鬱」と考えていると、緊張して警戒し、相手の言動に過敏に反応してしまい、さらに苦手意識が強まって生きいます。
そのうえ、警戒は相手にも伝わり、相手もこちらを警戒するでしょう。
このようにお互いが警戒しあっている状況は、苦手だと感じてしまっても仕方がありません。
しかし、「感謝」により落ち着いて対応できれば、相手も警戒せず落ち着いて対応してくれます。
「感謝」のもとで謝罪を行えば、相手も理解を示してくれやすいでしょうし、警戒心がとけて関係が良好になっていきます。
苦手だと思うから、苦手意識が強められるという事実
「苦手」「嫌い」「憂鬱」などのネガティブな感情を持っていると、言葉も態度も緊張し、相手に不自然さ・違和感を与えます。
だから、相手も緊張・警戒するのです。
しかし、自己肯定感が高ければ、「苦手」「憂鬱」などに極端に振り回されず、リラックスして挑むことができます。
だから違和感・緊張感を持たせることなく、相手にもリラックスして向き合ってもらうことができ、人間関係がスムーズになります。
自己肯定感が低い人が陥りがちな、「嫌」「苦手」「恐怖」「憂鬱」などは、さらに苦手意識を高め、また自己肯定感を低めます。
抜け出すためにも、緊張する場面でこそ「課題を与えられたということは、愛されているということ」「苦手だけど、課題をくれてありがとう」と、感謝の気持ちを唱えましょう。