お役立ち心理学 ブログ

不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その48 「しっかりしなきゃ」が悩ませる~

なぜ苦しい選択ばかりしてしまうのか

就職先、転職先。結婚・出産。
そんなとき、「これでいいのかな?」って思うことってない?
「こう伝えてもいいのかな」
「これをしてもいいのかな」
とか思うこともあるよ。
どれも、自分が「好きだ」って思える方を選んだ方が、楽しめるし失敗しても乗り越えられるもの。
 
でも、僕たちはどうしてか、「好きだ」って気持ちよりも、「こうしたほうがいいんじゃないか」と考えて選択をしてしまうんだ。
  • 内定はあるけど、その会社で本当にいいんだろうか。
    後悔しないだろうか。
  • 付き合っている人はいるけど、この人と結婚してもいいんだろうか。
    結婚してからうまくいかなかったらどうしよう。
    もっといい人が現れたらとうしよう。
気持ちを優先することって、なかなかできないよね。

考えることが、あなたに辛い選択をさせている

困っているときほど、気持ちより「考えること」を優先してしまう

どちらを選んだらいいだろう、どうするのが正解だろう・・・

そんな風に悩むことは、日常でも、ライフイベントでもあるでしょう。

私たちの人生は、選択の連続です。

しかし選択のタイミングのたびに「どうしたら後悔しないだろう」と考えてしまいがち。

後悔しにくいのは、そんな「思考」によるものではなく、自分が好きな方向を選んだとき。

それでも失敗したり、悔いたりすることはあるでしょうが、好きな方を選んだときのほうが、意欲も、壁も乗り越える力もあるもの。

実は、「どうしたら・・・」と考えれば考えるほど、好きな方向を選ぶという意識や、こちらの方が好きだという感情が、見えなくなっていきます。

悩みは減らせないの?

もしも「好きな方を選ぶ」という意識があれば、そもそも「どちらを選んだらいいだろう」と迷うことはなくなりますね。

誰かと比べたり、失敗をさけたりするために考えることはなく、「好きだから」という理由で選んだほうが、後々苦しむことはなくなります。

心では嫌なのに、世間や周囲といったものを気にして「思考」するから、好きな方を選べずに悩むのです。

この世間やルールなどの「思考」を優先するから、「好き」「嫌い」という感情で選べないのか。

それとも、「好き」「嫌い」で選べないから、その世間などの「思考」を優先してしまうのか。

どちらがあてはまるでしょうか。

いずれ、感情を優先しない・思考を優先することは、あなたの人生の選択の場面で、あなたを悩ませ、選んだあとも足をひっぱります。

悩むほど「しっかりしなきゃ」と思ってしまう

どちらにしても「しっかりしなきゃ」という意識が働いていませんか?

  • そろそろ結婚して家庭をもたないと、親や周囲に合わせる顔がない。
    でも今付き合っている人と結婚して、後悔しないだろうか?
    選べずにこのまま一人でいると考えるだけで辛い、動けなくなる。
  • 結婚適齢期を過ぎたけど、結婚したいと思う相手がいない。
    周りはみんな結婚していて幸せ躁だ。
    自分はどうしたらいいだろう?

「後悔しないだろうか?」「どうしたらいいだろう?」という問題への答えは、好きな方を選べばよいだけです。

本当に好きだと心から思っているならば選ぶでしょうし、自分が結婚はしなくてもいいと思っているならば結婚以外のことに目を向けるでしょう。

世間体を気にして好きではない方向を選んでも、後々合わせることが辛くなります。

またこの場合は、「そろそろ結婚しないと、合わせる顔がない」から、自分はしっかりしなきゃ、だから選ばなくてはと考えていますね。

「結婚すべき」「当たり前」というものに縛られているから、感情を優先できずに選んでしまうでしょう。

  • 内定をもらったけど、本当にこの会社でいいんだろうか。
    就活は努力してきたし、この内定を辞退したら他には就職先が見つからないかも。
    ブランクがあると不利だ、どうすべき?

この場合も、「どうすべき?」の答えは、自分の心の思うように決めたほうがよいでしょう。

必死にやってやっと手に入れた内定であることや、他に見つからないかもしれない恐怖もあるかもしれません。

その会社で働きたいのか、他の道を探したいのか、自分の心に寄り添ってあげましょう。

どの場合でもあるように、「自分はしっかりしなくてはいけない」と思うから、世間のルールと自分の欲求を比べて、ルールを優先しようとして苦しんでいることも多いのです。

 

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