ワークショップ「病院の待ち時間を減らす方法」/自己分析「小さい頃の自分史」
ワークショップ「病院の待ち時間を減らす方法」
今回から、金曜日の午前中にはワークショッププログラムを行っていきます。
火曜日のコミュニケーションプログラムが、関係を築き、親しくなっていくことを目的とした雑談のための訓練でした。
それに対してワークショップでは、人に意見を伝えたり、相手の意見をしっかり聞き取って理解し、質問をする訓練をしていきます。
以前のワークショップはグループに分かれて意見を出し合い、ひとつにまとめていく練習をしていました。
今度のワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。
発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。
また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。
今回のテーマは「病院の待ち時間を減らす方法」です。
利用者さんからは、以下のような意見がありました。
このテーマについての利用者さんの意見
- 混み具合を事前に電話で確認しておく
- 事前に問診票を記入してもらい、診察時間を短縮する
- 患者側が確認できる番号を振っておき、自分の診察のタイミングがわかるようにする
- 診察に行く前に、AIを使った簡易診断ができるようにする
- 窓口を増やし、スムーズに対応できるようにする
この形式のワークショップとしては初回でしたが、出した意見に質問を受け、それを取り入れていくことで、ブラッシュアップする良い練習ができました!
自己分析講座
前回は、ここまでのまとめを兼ねて、一文での自己紹介を行いました。
今回は、自分自身のこれまでの人生を振り返る「自分史」の作成を始めて行きます。
小さい頃の自分史
自分史とは、文字通り「自分の歴史」です。
これまでの自己分析講座では、「自分のダメだと思うところのきっかけ」「小さい頃の嬉しかったこと」など、特定のテーマに沿ったエピソードを振り返り、分析を行ってきました。
それに対して今回からは、ある特定の時期についてを詳しく振り返り、その中で印象に残っていたことから分析を進めて行きます。
初回となる今回は、「小学校に入る前」と、「小学生の頃」の自分史を作成しました。
最も古い記憶なので覚えていないことも多いかと思いますが、この時期の出来事は、自分自身の考え方に最も強く影響を与えています。
特に小学校に入る前は、親とのつながりがもっとも強いために、両親との関係から多くの価値感や考え方が作られた時期だと思います。
印象に残っている出来事を書き出し、今の自分にまで影響していることはないか分析してみましょう。