ビジネス実務マナーチェック!…⑨
「ビジネスマナー」は、社会人が企業で働くうえで必要とされるマナーの総称。
相手に対して「不快な思いをさせない」「迷惑をかけない」ために必要不可欠なビジネスマナー。
あなたはどのくらい知っていますか?
リス太くんと一緒に「ビジネス実務マナーチェック!」で問題を解きながら、ビジネスマナーを身に着けていきましょう!
ケース① 人の呼び方
リス太君…。ボク、また先輩に注意されちゃったよ。
えっ、なにを注意されたの?
人の呼び方についてだよ。
一体どれが間違っていたのかなぁ。
一体どれが間違っていたのかなぁ。
会社の中や、出先での人の呼び方って、普段の人の呼び方とは違ったルールがあるからね。
ケース…①
K君は、会社や取引先へ訪問した時の人の呼び方について、先輩に注意されました。
K君が注意された人の呼び方は、どれでしょうか。
次の5つの中から、K君が注意されたものをひとつ選びましょう。
- 取引先には、係長のことを「Y係長」ではなく、「係長のY」もしくは、「Y」と言う。
- 先輩のことは「S先輩」ではなく、「Sさん」と言う。
- 自分のことは「僕」ではなく、「私」と言う。
- 親しい同僚でも「Qちゃん」ではなく、「Qさん」と言う。
- 自分の母親のことは「おふくろ」ではなく、「母」と言う。
ケース② 時間管理
………(K君が何かメモしている)
K君、何を書いてるの?
リス太君か。
昨日、先輩から
「ビジネスマンは時間管理が大切だよ」
と言われたんだ。
それで、自分なりに時間管理について考えたことをメモしてたんだ。
昨日、先輩から
「ビジネスマンは時間管理が大切だよ」
と言われたんだ。
それで、自分なりに時間管理について考えたことをメモしてたんだ。
立派な心がけだね!どれどれ見せてみて?
ケース…②
K君は、先輩から「ビジネスマンは時間管理が大切」と言われました。
そこでK君は、時間管理について考えました。
次の5つの中から、不適当と思われるものをひとつ選びましょう。
- 電話で話す時は、余計な時間をかけないように必要なことだけ端的に話すようにする。
- 昼休みの時間内の電話は、今は休み時間であることを話して、折り返し電話すると言うようにする。
- 仕事が重なった時は、急ぐものから順に取りかかるようにする。
- 取引先を訪問する時は、往復の時間、面会時間などを所要時間の見当をつけてから行くことにする。
- その日のうちに終わらせないといけない仕事は、他の仕事をやりくりしてでもその日に終わらせるようにする。
ケース③ 誤字の修正
(しょんぼり)
K君、落ち込んでるね。どうしたの?
昨日さ、係長から「君が提出した書類は誤字が多いから直すように」と言われちゃったんだ。
今から直すところ…。
今から直すところ…。
誤字かぁ…ちょっと見せてみて?
ケース…③
K君は、係長から提出した書類の誤字を修正するように言われました。
次は、K君が修正した箇所です。
次の5つの中で、修正する必要がなかったものをひとつ選びましょう。
- 「負荷価値を高める」の負荷を「付加」に修正した。
- 「社員一堂、一丸となって」の一堂を「一同」に修正した。
- 「衆知徹底して無駄をなくす」の衆知を「周知」に修正した。
- 「所期の目的を達するため」の所期を「初期」に修正した。
- 「新規事業の算入について」の算入を「参入」に修正した。
回答・解説
ケース① 答え【D】
職場での人の呼び方は姓(苗字)が原則です。親しい同僚であっても同様で、姓で呼ぶのが正しい。「Qさん」のように名で言うのは不適当ということになります。
ケース① 答え【B】
「時間管理が大切」とは、時間を有効に使おう、ということ。昼休み時間内の電話でも、相手にとっては必要があって電話してきたということ。断ってあとで電話するなどは時間の無駄。時間管理の理解が間違っていると言えるため、不適当と言えます。
ケース① 答え【D】
「所期」は、「そうしようと考えること」という意味。「目的を達するため」に対しては適合する言葉なので、修正する必要がないということになります。