クレーンゲーム必勝法!
今日、9月30日は「クレーンの日」です!
クレーンってそもそもどんなもの?
リス太:K君は、クレーンっていうとどんなものを想像する?
K君:うーん、ビルの建造に使われてるオレンジ色の機械かなぁ
あっ、あとはやっぱりゲームセンターのクレーンゲームも!
リス太:クレーンっていうのは、動力によって荷をつり上げて、水平に運搬する機械のことなんだ。
動力によってつり上げるっていうのが一番重要で、
人力でつり上げるものはクレーンとは言わないんだよ。
ちなみに、降ろす時には自由降下でも動力でも問題ないし、
水平に運搬するときも人力でも動力でも大丈夫なんだ。
K君:へぇ~!そんなふうに決められていたんだ!
リス太:さっきK君が言ってくれたクレーンゲームなんだけど、
実は厳密には「クレーン」には該当しないんだ。
K君:えぇっ?クレーンゲームなのに?
リス太:クレーンには、「つり上げ荷重が0.5t以上のもの」っていう用件があるんだよ。
だから、景品が軽いクレーンゲームは「クレーン」とはいえないんだよ。
リス太:でも、K君にとって馴染み深いクレーンといえばクレーンゲームだよね?
K君:うん!クレーンゲームにはこれでも自信があるよ。
リス太:本当?それじゃあ、せっかくだしK君にクレーンゲームのコツを教えてもらおうかな?
K君のクレーンゲーム講座
K君:クレーンゲームのコツを教える前に、
クレーンゲームの歴史についてちょっと説明しちゃおうかな!
リス太:おっ!やる気だね。K君。
K君:クレーンゲームの歴史は、実はテレビゲームより古いんだ。
1965年にはタイトーから発売されている記録が残っているし、
クレーンゲームを発明したとも言われるサミー株式会社の前身となる、
「株式会社さとみ」もすでに参入していたみたいなんだ。
このように、1960年代には既に複数のメーカーによる市場が形成されていたよ。
それよりさらに遡って1930年代には、手動でハンドルを回す、
今のクレーンゲームの原型が登場していたんだ!
リス太:そんな頃からあったんだ!景品はなんだったの?
K君:この頃はお菓子が景品だったみたいだよ。
今みたいに、ぬいぐるみが景品に使われるようになったのは1980年代後半からなんだ。
K君:ちなみに、有名なUFOキャッチャーが生まれたのは1985年だよ。
リス太:UFOキャッチャーって、クレーンゲームの別名じゃないの?
K君:実は、UFOキャッチャーっていうのはセガのゲームとして商標登録されているんだ。
だから、一般的にUFOキャッチャーと呼ばれているものも正しくはクレーンゲームなんだよ。
K君:1990年頃からは、有名キャラクターが景品のクレーンゲームが現れたり、
ぬいぐるみ景品に大きいものが登場したり、
アイスクリームが景品の冷蔵機能つきゲームが作られたり・・・
現在では、アニメや漫画の関連商品が人気になって、
クレーンゲームでしか手に入らないようなものもたくさん用意されているんだ。
こっそり教えちゃいます。クレーンゲーム必勝法!
リス太:そろそろ、クレーンゲームの必勝法を聞きたいな
K君:よーし、僕に任せて!
K君:コツを教える前に、景品の値段についての話をするよ。
UFOキャッチャーの景品の仕入れ値は、実は法律で上限800円までと決められているんだ。
ただし、これはあくまで仕入れ値なので、販売額はいくらくらいになるかというと、
大体1500円~2000円くらいで売るところが多いんだ。
なので、できれば2000円くらいまでで取りたいところだね。
リス太:なるほど!それじゃあ、少ない回数で取るにはどうすればいいんだろう?
K君:クレーンゲームをする上で見極めなければいけないのは、アームやツメなどの外的な部分と
パワーや移動範囲などの内的な部分に分かれているんだ。
K君:まず、外的な部分だけど、見るべきなのはアームの大きさとツメの形だよ。
クレーンゲームのアームには、実はいろいろな大きさがあるんだ。
景品によってアームの大きさが変わってくるんだけど、開いてから掴む時の幅が
アームの大きさによって変わってくるから、横方向の移動の時に注意する必要があるよ。
K君:次にツメの形。外見でクレーンゲームを判断する時には一番大事なところなんだ!
ツメで見るべきは、角度、幅、開き具合の3つ!
ツメの角度が直角に近いほど取りやすく
上から見たときのツメの幅が広いほど取りやすく、
アームが閉じている時のツメの間が開いていないほど取りやすいんだ!
「角度」、「幅」、「開き具合」の3つだよ。覚えておいてね!
リス太:おお!実践的! それじゃあ、内的な部分っていうのは?
K君:アームの移動範囲や下降範囲なども設定できたりするんだけど、
あんまり気にする必要はないかな。
内的な部分で注意すべきなのは一点だけ。アームのパワーだよ!
リス太:パワー?
K君:もし、リス太君がクレーンゲームでぬいぐるみを取ろうとしたら、どこを狙う?
リス太:やっぱり重心かな? 頭と胴体の間とか!
K君:パワーのあるアームならそれで取れることもあるんだけど、
弱いアームだと、それだとビクともしないこともあるんだよ。
リス太:えぇ-! それじゃあ取れないんじゃないの?
K君:ちゃんと方法はあるよ。パワーが弱いクレーンゲームで狙うべきは、
景品の軽いところなんだ。
リス太:どうして?
K君:軽いところを動かせば、景品全体が動くからだよ!
例えば、重心を狙ってもビクともしないぬいぐるみでも、
足の先などの軽い部分を動かすことで、ぬいぐるみ全体を動かすことができるんだ。
それを繰り返してずらして取る! っていうのが、アームが弱いクレーンゲームの攻略法だよ。
リス太:なるほど~!
K君:もしも、軽そうなところを狙っても全然動かなかったら、
その台は諦めたほうがいいかも・・・。
K君:クレーンゲームは、得意な人にどんどん取られたりしないように
かなり難しく設定されていることが多いんだ。
今日覚えたテクニックも使って、欲しい景品目指して頑張ろう!