リス太のビジネスマナー講座 ~「頑張る」って何をどれくらい頑張ればいいの?~

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やあ、K君!仕事は頑張ってる?
あ、それ!それについて聞きたかったんだ!
それって?
「頑張る」って言葉!
仕事をしているときも「頑張れ」って言われることがあるけど、“今だって頑張っているのにこれ以上何をどうすればいいんだろう?”って考えていたらわからなくなっちゃったんだ。
うーん、なるほど。それじゃあ今日は、「頑張る」って言葉について考えてみようか。

 

「頑張る」って何をどれくらい頑張ればいいの?

さて、まずは、そもそも「頑張る」っていう言葉の意味を調べてみようか。
辞書にはなんて書いてあるかな?
えーっと・・・「あることをなしとげようと、困難に耐えて努力する」(大辞林)だって。
なるほど。それなら、「努力する」と言い換えてもいいかもしれないね。
それじゃあ、K君は、職場でどんな風に頑張っているのか教えてくれる?
そうだなあ・・・ちゃんと規則を守っているし、業務指示や時間を守ってちゃんと仕事を進めているよ。
それだけじゃなくて、コスト削減も心掛けてるし、報告・連絡・相談もできていると思う。
ふむふむ、それがK君にとっての、「頑張っている」ことなんだね。
うん! これだけやってても、まだ足りないのかな?
うーん、そうだね。
厳しいことを言うようだけど、そこまではどれも、社会では「やって当然のこと」とみなされてしまうかもしれないね。
そっか・・・。
他に、どんなことができるかなあ
会社に求められているのがどんなことかを考えてみよう。
例えば新入社員に対しては、会社はどんなことを求めているかな?
新入社員だったら・・・早く担当業務に精通して、一人前に仕事を完結できるようになること、かな?
それなら、新入社員はどんな努力ができるかな?
会社の期待に応えるために、今より早く業務ができるようになることや、自力で進められるようにすること。なんてどうだろう。
そう、それだよK君!
頑張るということは、会社から期待されていることを、できる範囲で努力して速やかに達成していくこと、と言い換えられるんだ。
そうか、僕に足りなかったのは、現在の仕事を今より良くするための努力だったんだね。
そして、「何をどれくらい頑張ればいいか」がわからない時は、自分の目標を定めてみよう。
自分の目標って、例えばどんな?
「現在は周りの人に聞きながら行っている業務を3ヵ月後には自分一人で行えるようにする」とか、
「現在は丸一日費やしている伝票の処理を15時までにできるようにする」とかかな。
「自分でできるようにする」ことや「速くできるようにする」ことに対して、具体的な目標をつけたってことだね!
参考にして、自分の目標を立ててみるよ!
1つだけ注意があるんだけど、「努力する」ことと「無理をする」ことは違う、ということは忘れないようにしてね。
努力をするにあたって、自分に負荷がかからないように気を付けるよ!
たゆまぬ努力で成長していこう!

 

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