事実だけにとどまらず、考えて伝える

考えるのが仕事!

リス太君! うちの商品なんだけど、先月は10個、今月は50個も売れたよ!
ふむふむ。時期的な理由もあるのかな。
えっそう? よく気が付いたね!
数字は増減するからね・・・ねぇ、普段何も考えないで仕事してない?
  • 言われたことをやって、報告しているだけ?
  • 気付いちゃったことがあるけど、言ってもいい?
  • 言いにくいことがあるけど、言った方がいい?
全部思い当たるなあ・・・

 

指示されたことだけ、になっていませんか?

仕事をしていて、気づいたことがあれば言うべきです。

前任者のミスを見つけた、売上の推移をみて気づいたことがある・・・

言われたことをやるだけではもったいないのです。

  • 「○○が終了しました」
  • 「今期の売上は○○円です」

これだけでは、

  • 「気づいたことはないの? 以前との変化は?」
  • 「前年度との比較は? どうして推移したの?」

と指摘されてしまうことも。

こういったことに気付く力は、仕事の意味、目的を理解していることで養われていきます。

目的を理解していると?

自分が依頼されたことは、何のためにやっているのでしょうか。

時間を消費するためではありませんね。

書類整理であれば、モレがないかのチェック、整理・整頓を行い、使用する際に取り出しやすくするのが目的でしょう。

売上管理でも、個数・額などの推移をまとめ、その要因を分析できるようにするのが目的です。

仕事には必ず目的があるもの。

こういった目的を意識していれば、報連相の内容も変わってくるわけです。

  • 「入力作業が終了したけど、前回との比較は・・・」
  • 「ミスはなかったけど、気を付けなきゃいけない点がある・・・」

気付く点が増えてくれば、報告内容にも厚みが増してきます。

理解していても要注意!

社員として、メンバーとして会社やチームの利益を考えるのはとても大切なこと。

よく気づき、自主的に仕事ができていたとしても、やってはいけないことがあります。

虚偽、誇大です。

  • 「ミスに気付いてしまった。これくらいなら少しごまかしても平気だろう」
  • 「目標値まで少し足りない。すこしくらい数字をごまかして報告しても問題ない」
  • 「バレてしまったら面倒だ。言わないでおこう」

こういった姿勢では、チーム・組織どころか社会への悪影響になってしまいます。

ニュースになる不祥事の原因は、チームや会社のためを思う、よく気づく社員だったのかもしれません。

しかしその能力は「ごまかしても問題ないだろう」という方向に使ってしまうと意味がありません。

  • 「ミスに気付いてしまった、修正を提案しよう」
  • 「数字が足りないが、ごまかさず改善案の会議をしよう」

組織のためになる気づきを活かすために、姿勢を今一度考えておきましょう。

なるほど・・・
忙しいとつい、言われたことだけになっちゃうなぁ・・・
仕事の目的を意識できるといいよね!

 

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