紹介!コミュニケーションのテクニック ㉓ ~別れ際の印象に要注意!~

紹介!コミュニケーションのテクニック

就労移行支援事業所 リスタート では、毎週月曜日にワークショップを、火曜日にはコミュニケーションプログラムをやっています。

これらは、社会で生きていく上で避けて通れない「対人関係」を円滑にするため、「コミュニケーションに慣れる」ことを目的としたプログラムです。

ここでは、良好な人間関係を築いていくために気を付けたいコミュニケーションのテクニックを紹介していきます。

別れ際の印象に要注意

何度も振り返って手を振ってくれるとか、振り向いてお辞儀をしてくれるとか、別れ際の様子を見て「いい人だな」と印象に残ったという経験はありませんでしょうか。

出会い頭の印象、すなわち”第一印象”が重要であるということはこれまでにも述べてきましたが、実はこの「別れ際の印象」も、同じくらい重要なのです。

せっかく明るく「バイバイ!」と別れても、直後に真顔になって去ってしまうと、その様子を見ていた人には「さっきの笑顔は嘘だったのかな?」といった印象を与えてしまいます。

また、急いでいると事前に伝えているような場合なら良いのですが、そうでもないのに別れ際に早足で去ってしまうような場合にも、「冷たい人だな」といったネガティブなイメージがついてしまうことがあります。

別れ際の印象をよくするためには、以下の方法を試してみてください。

・5メートルほど歩いてから振り返ってお辞儀をする。
・笑顔で手を振って去る。
・別れた後で「気を付けてね!」などと声をかける。
・相手が見えなくなるまで見送る。

また、別れ際にこんな一言を伝えるのも良いでしょう。

・「また会いましょう!」
・「とても楽しい時間でした。ありがとうございました!」
・「気を付けて帰ってください!」

愚痴をいうときは予告する

さて、今回はもうひとつ、別のテクニックを紹介したいと思います。

愚痴を言いたくなることは、誰にでもあるものです。

そんなときは、急に話し始めるのではなく、「ちょっと愚痴を言ってもいいかな」「ちょっと毒を吐いていいかな」など前置きをしてみましょう。

ネガティブな話は、聞いている側もエネルギーを消耗するものです。

また、忙しくてゆっくり耳を傾けるのが難しいということもあるでしょう。

相手に配慮するという意味でも、伝えた方が良いでしょう。

相手側の都合が悪ければ、「今晩は忙しいので明日にしようよ」なんて提案してくれるかもしれません。

「つらいから聴いて!」と一方的に伝えるのではなく相手の都合も配慮することで初めて良好な関係を築いていくことができるのです。

 

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