紹介!コミュニケーションのテクニック ㉗ ~職場で役立つ!シチュエーション別対応リスト②~
紹介!コミュニケーションのテクニック
就労移行支援事業所 リスタート では、毎週月曜日にワークショップを、火曜日にはコミュニケーションプログラムをやっています。
これらは、社会で生きていく上で避けて通れない「対人関係」を円滑にするため、「コミュニケーションに慣れる」ことを目的としたプログラムです。
ここでは、良好な人間関係を築いていくために気を付けたいコミュニケーションのテクニックを紹介していきます。
シチュエーション別対応リスト②
今回も、仕事をしている中で起こるかもしれない様々なシチュエーションに対する適切な対応を紹介していきますよ!
先輩や上司のやり方に疑問があり、自分の意見を伝えたい
会社では、基本的に先輩や上司に教わった方法で仕事を進めて行くことを求められます。
しかし時には、その方法が良くないものであるように感じられてしまうこともあるかもしれません。
そのようなとき、何も言わずに自分なり方法で進めてしまうとトラブルの原因になります。
「言ったことを守れない」「ちゃんと話を聞いていない」と思われてしまうかもしれませんし、自分の方法が実は良くないもので、他の人達に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
また、だからと言って「その方法は間違っています」なんて言い方になってしまったら、相手側は良い気分がしませんよね。
どうしても方法が気になるようであれば、自分のやりたいと思う方法を提案し、相談するようにしましょう。
「○○の方法についての相談なのですが、××という方法ならばよりスムーズになるかと思うのですが、いかがでしょうか?」
このような伝え方であれば、嫌な思いをさせないままに、考えを伝えることができます。
言い方ひとつによって、「今のやり方に文句を付けている」ようにも、「自分なりに改善意識を持って働いている」ようにも聞こえてしまうものです。
どのように受け取られるかを意識して言葉を選ぶようにしましょう。
相手の対応が遅いとき
仕事というのは、誰かひとりの働きによって進むものではなく、その企業や部署、グループなどの協力によって進んでいくものです。
そのため、自分でない誰かの仕事が遅れているために先に進むことができない、といった事態が発生することもあるでしょう。
こんなときに、「早くしてよ」なんて言ってしまえば相手も不満が溜まりますし、ストレスから返って効率が落ちてしまうなんてこともあり得ます。
何かを頼みたい時には、強制ではなく「お願い」の形にすることと、理由を伝えることによって柔らかく伝えることができるようになります。
「○○の件ですが、○日までに対応をお願いできませんでしょうか。××さんの対応を受けてこちらも対応しなければいけませんので、どうぞよろしくお願いします」
このように、どうしてそれが求められているのか、具体的にいつまでに必要なのかがわかれば相手もスケジュールを組みやすく、また実現が難しそうな場合には相談することができるようになります。