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第58回 教えて!リス太くん

今日は発達障害の一種である注意欠如・多動性障害について!
アメリカ精神医学会における診断名の略であるADHDという呼び方や、多動性注意疾患、注意欠如多動性障害などの呼び方をされることもあるんだ。
注意欠如・多動性障害(ADHD)とは
- 「忘れ物が多く、集中力が持続しない」という不注意
- 「思いつきで行動する」という衝動性
- 「落ち着きがなく大人しくしていられない」という多動性
上記3つの要素が見られ、それらが原因で日常に支障をきたす状態のことです。
発達障害のひとつで、近年では大人なってから指摘されることも少なくありません。
「多動性・衝動性優勢型」「不注意優勢型」「混合型」の3つのタイプに分類されます。
各タイプの特徴
多動性・衝動性優勢型
多動と衝動の症状が強く出ているタイプです。
- 過度なおしゃべりで話し出すと途中でやめられない
- 思考が多動で次から次へと考えをめぐらせる
- 会話の流れを気にせず、思いついたらすぐに発言する
- 人が話し終わるまで待てずに、割り込むように話し始めてしまう
- 不適切な発言や自分のことばかり一方的に話す
- 落ち着いて静かに座っていることが苦手
- 用もないのにウロウロ歩く
- 貧乏ゆすりがひどく座っていても頻繁に姿勢を変えたり手足を組み直す
- ルールを守ることが苦手で順番を守らない
- 大声を出すなど衝動的に行動をすることがある
- 気に障ることがあったら乱暴になってしまうことがある
- 段取りが下手で、先延ばしにする
- 単純作業にすぐに飽きてしまい最後までやり遂げられない
などの特徴があります。

不注意優勢型
不注意の症状が強く出ているタイプです。
- 気が散りやすくて、物事に集中することが苦手
- 人と約束した時間を守れない
- 忘れ物や失くし物が多い
- 片づけや整理整頓が苦手
- 何かやりかけでもそのままにするなど、作業を最後まで終えることができない
- 自分がやりたいことや興味のあることに対しては集中しすぎて切り替えができない
- 注意が長続きしない
- ぼーっとしていて人の話を聞いていないように見える
- 後先考えずに思いつきでパッと行動してしまう
- 交通事故を起こしやすい
- ギャンブルや衝動買いに走りやすく、金銭管理が苦手
- アルコール、タバコ、カフェインや薬物に依存しやすい
などの特徴があります。
このタイプは、家庭内暴力(DV)や児童虐待に走ることがあるので注意が必要です。
混合型
多動と衝動、不注意の症状が混ざり合って強くでているタイプです。
このタイプは、上述の2種類に見られる症状が混合しています。
そのため、他のものより早期発見されやすいです。
一方で、アスペルガー障害との区別がつきにくいという特徴があります。
なので、注意欠如・多動性障害であるという確定診断を下すのが難しい場合もあります。
このタイプの人は多動性-衝動性優勢型と不注意優勢型の特徴を両方持っており、どれが強く出るかは人によって異なります。
ADHDの約8割はこのタイプに属しています。
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