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前回までの「リス太と学ぶ認知行動療法」はこちらから

 
前回は、非機能的な考え方のパターンの1つ、「自分に対する否定的な考え」についてやったね。
そうそう、自分に対して「ダメのレッテル貼り」をしてしまっていることに気づいたんだ。
 
 
今日は、3つの非機能的な考え方のパターンのうちの2つ目、「完璧主義の考え」についてやっていこう!

 

完璧主義の考え

完璧主義・・・って、なんだろう?
 
 
完璧主義っていうのは、「ミスは絶対に許されない」っていう考え方のことだよ。
K君の思考変化記録表でいうと・・・ここのあたりかな?
出来事 仕事の出来栄えについてイヤミを言われてしまった
感情 憂鬱 点数 80点
自動思考 簡単な仕事なのに満足にできないなんて、僕は役立たずだ!
あのお客さんにも嫌われているに違いない!
 
「完璧主義の考え」になってしまっていると思うんだけど、どうかな?
「簡単な仕事なのに満足にできないなんて、僕は役立たずだ!」っていうところだね。仕事は完璧にこなすものだっていう気持ちが強すぎて、過剰に自分を追い込んでいたのかも・・・
 
 
「完璧主義の考え」があると、何か一つでもミスがあると、なにもかもがダメであるように思えてしまうんだ。
それから、「~すべきだった」と過去の失敗を後悔して、自分を責め続けてしまうんだよ。
ウッ・・・身に覚えがあるなあ。
 
 
「~すべき」「~しなければならない」といった思いが過度に強くて、物事を極端に白か黒かに分けないと気が済まない、なんていう人は要注意!
一点の隙もなく完璧に仕事をこなすのはもちろん立派なことだけど、少しくらいの間違いや失敗があったからって、その仕事は全部台無しになってしまうのかな?
言われてみれば、お客様にはイヤミを言われてしまったけど、その後先輩にはよくやってるけどたまたま失敗してしまっただけって慰められたよ。
 
 
「完璧主義の考え」の例としては、こんなものも挙げられるよ。

 

・100点を取らなければ失敗であり、99点では意味がない
・人生は、勝つか負けるかのどちらかでしかない
・完璧なものでなければ、何の意味もない
・人は常に完璧であるべきだ

「完璧主義の考え」をやめるには、どうすればいいんだろう?
 
 
こんな時こそ、別の考え方をしてみよう。ここは、「中庸の考え」を目指してみるのはどうかな?
「中庸の考え」?
 
 
「中庸の考え」っていうのは、常に全力を出すんじゃなくて、ほどよく頑張って安定を目指す考え方だよ。
これを目指すために、まずは失敗のメリットについて考えてみよう。
ええっ?失敗は失敗でしょ?そこにメリットなんてあるの?
 
 
K君、「失敗は成功の母」っていう言葉を知ってる?
うーん、どこかで聞いたことがあるような?
 
 
実は、発明王とも呼ばれている、トーマス・エジソンが残したと言われている言葉なんだ。
彼は、何度も何度も失敗を繰り返した末に偉大な発明をしたんだけど、それを失敗ではなく、成功するために必要な過程だったと言ったんだ。
失敗があったから成功することができた・・・。それで、「失敗は成功の母」なんだね。
 
 
完璧を目指すあまり失敗を恐れていると、より大きな成功を掴むことはできないんだ。
普段は80%程度の力でほどほどにやって、本当に必要な時だけ100%の力を発揮する。
こういう、「中庸の考え方」を目指すことで、今よりもラクになるんじゃないかな。
なるほど・・・。それじゃあ試しに、今回もさっきの例を中庸の考えにしてみようかな。
 

 

・100点を取れなかったからといって失敗ではない。99点には意味がある。
・人生は七転び八起き。失敗は成功の母。失敗から何かを学ぼう。
・完璧なものでなくても十分である。
・人は完璧でないから、愛すべき存在である。

 

うん、できたよ。
 
 
その調子!「~すべき」という完璧を望む考えから一旦離れてみることで、憂うつな気分を和らげることができるはずだよ!

 

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