リス太のビジネスマナー講座　～休憩について～

うん？ もちろんOKだよ！ どうしたの？

うんうん

なるほど！ 確かに、みんなでお昼を食べているのに、何も言わずに一人だけ自分の席で黙々と作業をしていたら、変に思われてしまうかもしれないね。

そうだなあ。これについては、事前に断りを入れて、理解してもらうしかないんじゃないかな。

うん。上司や同僚に誘われたときに、一緒に食べられない理由と、自分がどうしたいかをしっかり伝えておくんだ。
例えば、「私は大勢の人の中で雑談するのをやや苦手としています。申し訳ありませんが、昼休みは一人で過ごさせてください」とかね。

うんうん。いい感じ。 ちゃんと相手に伝えるっていうことはハードルが高いかもしれないけど、説明なしに行動してしまうよりは理解してもらいやすくなるはずだよ。

うん、それも一つの手だよ。自分では難しいようであれば、支援者や間に入ってくれる協力者を見つけることも大事だね。
もちろん、感謝は忘れずに！

それから、発達障害を持つ人の中には、昼休みにすることが決まっていないとストレスを感じる人もいると思うけど、そんな場合は、あらかじめ支援者などに相談して、昼休みのスケジュールも決めておくようにしよう！

どんなこと？

うーん、そうだなあ。基本的にはそういうことは、入社前の面談で伝えておくのが一番良いよ。
障害をオープンにして就職する場合、面談のときに必ず「会社に配慮してほしいことはありますか？」なんていう風に聞かれるから、このときに休憩が必要な理由や必要な頻度について伝えるとベストかな。

それならば、上司に時間を作ってもらって、ちゃんと相談しよう。
事前に伝えるにしろ、後からになるにしろ、ちゃんと特性について理解してもらうことが重要だよ。

うん。今回なら・・・
「私は長時間の作業を続けていると集中力が途切れ、ミスが発生しやすくなります。ミスが発生しないように午前中に1回5～10分程度の休憩時間をいただくと、効率よく作業を進めることができると思います。」
っていう感じかな？

そうだ。もしも許可がもらえた場合なんだけど、２パターンが考えられるんだ。

うん。まずは休憩をあらかじめスケジュールに組み込んでもらえる場合だね。

それは、明確なスケジュールにはせず、「適宜自分で適当に休憩を取るように」なんていう風に言われるパターンだよ。

この場合は、周囲の人が休憩なしで仕事を続けている中で休憩するのであれば、トイレに行ったり、水やお茶を飲んだりなんていう風に、さりげなく休憩するようにしよう。