リス太のビジネスマナー講座 ~「仕事ができる」「英語ができる」ってどれくらいできればいいの?~

前回までの内容はコチラ!

今日は前回の続きとして、企業で求められることについてやっていこうか。
あっ! それなら、聞きたいことがあったんだ!
どんなことかな?
「仕事ができる」っていう表現をよく聞くけど、具体的にはどれくらいできれば「仕事ができる」と言えるものなの?
なるほど、確かに気になるよね。それなら今日はその話からにしよう!

 

どれくらいできれば「仕事ができる」の?

「仕事ができる」という言葉の定義はとても幅広くて、新人・中堅・管理職・経営層など各階層に求められる範疇も異なってくるんだ。
なるほど。すべての人に共通の指標ではなくて、その人その人の状況によって変わってくるんだね。
「新入社員」の場合を考えてみよう。新入社員のうちは、仕事はどんなふうに進んでいくかな?
ええと、一番初めのうちは先輩がマンツーマンで仕事の進め方を指導してくれたりするよね。
そうだね。始めのうちは、失敗もあるだろうけど、会社はどうなることを期待していると思う?
うーん、やっぱり、できるだけ早く仕事を覚えることかな?
それに、今の業務だけじゃなくて、他の業務にもチャレンジして仕事の幅を広げることも。
さらに、仕事を円滑にこなすためには、上司や先輩にわからないところを教えてもらったり、自ら指示を仰いだり、相談したりしないといけないよね。
こういった、「関係者と意思の疎通を円滑に取れる」ことも「仕事ができる」範疇に含まれているよ。
ふむふむ。独り立ちして自分の判断で仕事をこなし、必要なときには他の人に相談して解決できること。
「仕事ができる」と言われるためには、これを目標にすれば良さそうだね!
ただし、就職の時に「仕事ができる」ことが採用条件なのかというと必ずしもそうというわけではないんだ。
あれ?そうなの?
企業は、「この人が入社したらこんな潜在能力を持っているので、将来的にこんな仕事ができるだろう」と予測を立てて採用しているんだ。
そっか。だから、始めから「仕事ができる」人でなければいけないってわけではないけど、期待に応えられるように、仕事に慣れていかないといけないね。

「英語ができる」ってどのレベル?

「仕事ができる」というのがどういうことなのかはわかったよ!
ちょっと似てるんだけど、「英語ができる」っていうのはどれくらいのレベルなのかな?
これまた企業や職種などによって求められるレベルは違うけど、実務経験のない初心者であれば、実用的なレベルの高い英語力までは求められないことが多いと思うよ。
ふむふむ。でも、外資系の企業ではある程度求められることもありそうだね。
そうだね。そういった会社だと、TOEICで700点以上、なんていう風に採用の基準を設けていることもあるから確認しておこう。
会社によって、英語を使う機会や必要な場面は大きく異なるんだね。
ビジネスで使う英語を大まかに分類するのであれば、次のように分けられるよ。

 

日常会話レベル 日常会話であれば要点を理解でき、受け答えにも支障なく対応することができる。
ビジネスレベル 社会性のある問題について自分の意見を論理的に述べることができる。
ネイティブレベル 通常会話は完全に理解でき、相手からの質問に対してもよどみなく応答することができる。ネイティブが使う慣用句や表現についての知識も十分に持っている。

 

会社に求められているレベルで英語が使えれば、「英語ができる」と言えそうだね。
これまた、入社時には必ずしも高いレベルが求められているわけではなくて、英語を使用する頻度の高い企業では英語ができると活躍できる場が広がる可能性がある、なんていう風に考えておくといいと思うよ。
英語ができることが求められるような会社でも、英語ができるだけではだめなんだね。

 

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