リス太のビジネスマナー講座 ~曖昧な言葉編 自分で思うよりできてるよ/誠意をもって対応する~

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曖昧な言葉シリーズも、もう第6弾だよ!
おかげで、色々な言葉に対応できるようになってきたよ!今日もよろしくお願いします!
それは良かった!
今日の言葉は何かな?
そうだね、まずは「自分で思うよりできてるよ」という言葉について考えてみよう!

自分で思うよりできてるよ

うーん、この言葉はどんな時に言われる言葉なんだろう。
例えば、ある業務を担当したとき、期限を守り、仕様通りに成果物を仕上げたとしよう。
うんうん
その結果を上司が見て、「この結果について、あなたはどう思いますか?」と聞いてきたよ。どうする?
うーん、こういうとき、大体自分では良いか悪いか判断できなくて、曖昧な返事をしちゃうんだよね。
うんうん、きっとそういう時に聞くのが、「自分で思うよりできてるよ」っていう言葉だね。
なるほど・・・それは、褒められてる、ってことでいいのかな?
上司の考えとしては、「仕事を担当した本人は、実は満足しておらず心残りや後悔の念があるのではないか」「結果の見極め判断ができていないのではないか」なんて感じられたことから、励ましの意味を込めて表したっていうところかな。
ということは、僕が自分の成果をあまり良くないと思っているんじゃないかと考えて、「あなたが感じているほど悪い結果ではありませんよ」っていう意味で言ってくれたってことか。
そうだね。意味合いとしては、ストレートに「よくできています」と褒めてもいい場面だったりすることもあるけど、上司と担当した本人の間に仕事の結果評価にギャップがあることを示す意味で、こんな表現になるんじゃないかな。
それじゃあ、少なくとも悪い評価ではないんだね。ちょっと安心!
ただ、特に発達障害を持つ場合などには、受けた仕事の指示のゴールとなる完成系がイメージできなくて、的外れな結果になってしまうこともあるから気を付けよう。
相手が求めていることは何なのか、事前に確認しておかないといけないね。

誠意を持って対応する

次の言葉、僕からリクエストしてもいい?
もちろんだよ!なんて言葉?
会社に限らずよく聞くんだけど・・・「誠意を持って対応する」なんていうよね?
誠意を持つって、どうすればいいのか、よくわからなくて。
ああ、確かに、「お客様に誠意をもって対応するように」なんてよく聞くけれど、実際にどうすればいいのか、ちょっとわかりづらいかもしれないね。
「誠意」っていう言葉の意味はわかる?
それなら、前に調べたことがあるよ! 「嘘偽りのない心」「真心」って意味だよね?
うんうん、それじゃあそれを持って行動するとはどういうことだろう?
そりゃあ・・・どういうことなんだろう。うーん、やっぱり難しいよ!
わかりやすく言うなら、「相手が求めていることに応えるため、手を抜かずに真面目に取り組んで、相手が期待している結果を出す」っていうところかな。
おお、それが、「真心がある」っていうことなんだね。
「人と向き合う」「話をよく聞く」「自分がやらなければいけないことを理解する」「期待に応えるため真面目に取り組む」「相手が望む結果を出すために努力する」・・・短い言葉だけれど、これだけの意味が含まれている、と考えることができるんだ。
それじゃあ、「誠意がない」とか、「誠意が足りない」って言われた時にはどうすればいいの?
前に言われたことがあるんだけど、相手が何を求めているのかさっぱりわからなくて、具体的に何をすればいいのかわからず混乱してしまったんだ。
なるほど。上司などからだけでなく、お客様からのクレームとして言われることもある言葉だね。
そんな時は、細心の注意を払っての対応が必要となるんだけど・・・
だけど?
特にクレームの場合などには、上司や周囲の人に状況を説明して、対応を任せるのが無難かもしれないね。
そっか。そういうのも、選択肢のうちなんだね。
誠意を持つ、という言葉の意味は広いから、何が足りていなくて「誠意がない」と言われてしまったかの見極めは難しいんだよ。
どうしてもわからないときは、予測で行動して失敗してしまうよりも、周りの人を頼った方が良いこともあるからね。
自分にできること、できないことを考えることも、働く上で重要なスキルなんだね。

 
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