認知行動療法講座「認知の歪みを見つける練習③」/ 就活対策「自己PR」

新聞読解「平成の再注目「会社法」」

以下、記事の要約です。

日本経済新聞社の第14回「企業法務・弁護士調査」で、平成の30年間の企業法務で重要と考えるできごとを弁護士に聞いたところ、2005年の会社法制定がトップとなった。

平成は企業や証券市場に絡む不祥事が相次ぎ、ルール整備に追われた時代でもあった。「コンプライアンス」「コーポレートガバナス」「司法制度改革」がキーワードといえそうだ。

弁護士に聞く企業法務案件。調査は18年10月~11月上旬に実地し、大手法律事務所を中止とする121人から回答を得た。

平成の裁判や法・制度改正などから、特に重要と考える案件を3つまであげてもらったところ、会社法制定に回答が集中した。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 平成はいろいろなことがあったが山一證券の事件も個人的にはショックだった
  • 平成に起きた出来事としては震災や地下鉄サリンが印象的
  • 豊かさの価値観はどう変わっていくのだろうかと思った
  • 平成初期のことについてよく知る機会になった。

会社法の変更は、世の中に様々な影響を与えたんですね!

認知行動療法講座

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

今回も、自動思考に含まれる認知の歪みを見つける練習をしていきます。

種類も多く、意味するところも似たものが多いので、どのような自動思考にどのような認知の歪みが含まれているのか、わかるようにしていきましょう。

認知の歪みを見つける練習

出来事:同僚と共に任されたプロジェクトにミスがあり、上司に指摘されてしまった。その翌日、同僚が飲みに誘われているのを見たが、自分は誘われていない。

自動思考①:私はまたミスをしてしまった。どうして私は何をやってもだめなんだろう。

ここに含まれる認知の歪みを挙げていきましょう。

まず1つ目は、「極端な一般化」です。

「またミスをしてしまった」と考えていることから、今回のミスと以前にしたミスから、「何をやってもだめ」と判断しているようですね。

しかし、1度や2度のミスから、何をやってもだめ、と考えるのは、まさに極端な一般化そのものであると言えるでしょう。

また、この考えには同時に「心のフィルター」がかかっているようにも感じられます。

つまり、ミスせずにできた、うまくできたことには目が向かず、ミスをしたときのことだけに目を向けているということです。

自動思考②:同僚は上司に飲みに誘われたのに自分は誘われていない。自分は上司に嫌われてしまったのだ。

この自動思考は、「結論の飛躍」のうち「心の読みすぎ」そのものと言えます。

上司が何を考えているのかは上司自身にしかわからない以上、その考えを決めつけることはできません。

本当に嫌われてしまった可能性がないというわけではありませんが、同じようにまだ誘っていないだけという可能性や、今回は特定の共通項を持つ人だけを誘っているという可能性など、様々な可能性が存在します。

自分以外の人間が何を考えているのか、ということについては、すべて自分の推測に過ぎない、ということを忘れないようにしましょう。

自動思考③:同僚もミスをしていたが、大したものではなかった。しかし、自分は重大なミスを犯してしまった。自分は役に立たない人間なんだ。

この自動思考では、まず「白黒思考」を挙げることができます。

役に立つ人間と役に立たない人間というように2分してしまっているようですが、役に立つ/立たないと人を2パターンで判断することなど本当にできるのでしょうか?

誰にでも向き不向きがあり、Aさんが簡単にできることがBさんには難しいが、Bさんが得意なことはAさんが苦手である、なんて、良くある話ですよね。

役に立つか立たないか、白か黒かで決めつけてしまうことはできないのではないでしょうか。

また、「過大評価・過小評価」も含まれているようです。

言葉のニュアンスから、自分のことを「過大評価」あるいは「過小評価」する、というように思われることもありますが、認知の歪みとしての意味は少し違います。

自分の成功、他人の失敗は「過小評価」して小さく捉え、自分の失敗、他人の成功は「過大評価」して大きく捉える、というのがこの認知の歪みです。

そうすると、同僚のミスは大したものではないと「過小評価」し、自分のミスは重大なものであると「過大評価」しているのが見えてくるのではないでしょうか。

さらに、「レッテル貼り」も含まれていそうですね。

自分に対して、「役に立たない人間」であるというレッテルを貼ってしまうことで、今後も些細な失敗などが目に付くようになり、「自分は役立たずだからこんな失敗をするのだ」といったように認知を強めていってしまうことが考えられます。

 

就活対策『自己PRをしてください』

就活対策講座はいつも
・時事問題
・ビジネスマナー
・面接対策
の3本立てで行っています。

ビジネスマナー

ビジネスマナーでは、初めて会う人や、別れ際の挨拶について学習しました。

「どうも初めまして、山田と申します」という挨拶では、少々くだけすぎていますね。

「お初にお目にかかります、山田と申します」と挨拶したほうが、丁寧で上品な印象を与えることができます。

また別れ際も「じゃあこれで失礼します」ではいけませんね。

「とても楽しいひとときでした。また近いうちにお目にかかりましょう。ごめんください」という言い方にすると、印象がぐっと上品になります。

営業などビジネスの場では、「貴重なお時間をありがとうございました。またご連絡差し上げますのでよろしくお願いいたします」というのが定型です。

面接練習「自己PR」をしてください

前回に引き続き、自己PRの模擬面接を行いました。

「○○と申します。△△の仕事をしていました。趣味は◇◇です」という、自分についての紹介のみが自己紹介。

「○○と申します。△△の仕事で◇◇に取り組み、成果をあげることができました。このスキルを活かし御社でも●●に携わっていきたいと考えています」と、自分の経験を売り込むのが自己PRです。

こちらももちろん応募先の企業の業態・職種にもよりますが、自分の強み・弱みを分析し、強みを生かして活躍できる、というのをアピールしたいですね!