虐待、事故。。。トラウマの影響とは?

トラウマというのは、心の傷のこと。
パニック障害、PTSDなどの原因になることもあるよ。
トラウマになりやすい出来事をいくつか紹介していくよ。

 

トラウマになりやすい出来事

虐待・DV

虐待は、1)身体的虐待、2)性的虐待、3)ネグレクト(育児放棄)、4)心理的虐待、の4つがあるよ。
虐待を受けた人のその後の人生にも、大きな影響を与えてしまうよね。
そうなんだ。児童虐待などは、虐待から解放されて大人になってもトラウマとして残っていることがとても多いよ。

 

いじめ

いじめを受けると、不登校や出社拒否、うつや神経症などの神経疾患の原因にもなるよ。
そう。他人からの評価が気になったり、相手の顔色をうかがいすぎたりと過敏反応をするようになってしまうし、視線を合わせることや会話が苦手になることもあるんだ。

 

ハラスメント

セクハラ、パワハラ、モラハラ。。。いろんなハラスメントも、社会問題化しているね。
転職・退職しても、ハラスメントを受けた本人の中では解消されず、新しい環境でも対人恐怖が継続してしまうよ。

 

犯罪被害

誘拐・捕虜・監禁の体験、強迫・傷害など暴力被害、強姦・強姦未遂などの性暴力の被害がトラウマとなりやすいよ。

 

事故

命の危険を感じるような事故、大怪我の経験、悲惨な事故現場の目撃などがトラウマとなることもあるよ。
交通事故がトラウマになると、運転ができなくなったり、事故を恐れて外出できなくなったりといった回避行動につながるね。

 

自然災害

地震など大規模な自然災害が、被災者のトラウマになることも多いんだ。
救護活動をしていた自衛官、ボランティアの人たちの中にも、トラウマに苦しんでいる人がたくさんいるみたい。
そうなんだ。自分の危険だけじゃなく、悲惨な状況を目撃した経験、親しい人の喪失もトラウマになるんだ。

 

戦争

ベトナム戦争では、住民だけじゃなく前線の兵士も、PTSDの症状を訴えていると聞いたことがあるよ。
そう。前線で戦う兵士にも、悲惨な状況を見たことがトラウマとして残っていて、この兵士たちのケアが、トラウマ研究の基礎になっているんだ。

 

予測不可能だったこと、責任感

恋愛や、騙された・裏切られたという経験、大きな喪失感もトラウマとなりやすいよ。
事故や災害、犯罪といった、自分が予測できなかったこと、どうしようもなかったという経験も、トラウマとなることが多いみたいだね。
そう。ほかにも、自分の責任・ミスによる大きな事件や事故も、トラウマとなりやすいんだ。
「自分のせい」「助けることができなかった」という自責が、心の傷となってしまうんだね。

 

前の記事

就活対策講座