パーソナリティ障害と診断されたら

今日は、パーソナリティ障害と診断され、治療開始している人たちの声を集めてみたよ!

 

他の障害・疾患との関連

  • 双極性障害と境界性パーソナリティ障害を併発。自傷行為で入院したこともある。
  • ADHDを持っていて、のちにパーソナリティ障害も発症。
  • 統合失調症との誤診があった。
衝動的な行動、というのは発達障害であるASD、ADHDでも見られる症状だから、診断も慎重に行う必要があるよ。
妄想や空想などから、幻覚・幻聴がある統合失調症と診断があることもあるみたいだね。
そうだね。対人恐怖症のような症状は、回避性パーソナリティ障害などのパーソナリティ障害が原因であることもあるよ。

他人への依存

  • 治療は依存解消から。恋人への異常な依存があって、勝手に疑ったり大量服薬や自傷行為があった。
  • 恋人への依存があり、会社まで行く、自宅で待ち伏せ、強迫行為、ストーカーなどを行った。
  • 恋愛は依存が強く、あきれられてしまって長続きしない。
  • 不特定多数との交際をすることがあるが、認めてほしい気持ちを満たすため。
境界性パーソナリティ障害などで、他者への依存が顕著な場合だね。
恋愛関係での依存が多いみたいだね。

怒らせてしまうことがある

  • 怒らせたり不快にさせたりしてしまうのは、自分の弱さからだと理解できるようになった。
  • 「怒りやすい人だから」と、腫物のように扱われてしまうと、さらに感情が高ぶってしまう。
  • 突発的な怒りを抑えきれず、暴力をふるってしまうことがある。他人から暴力を抑え込まれても、さらに怒りが強くなってしまう。
反社会性パーソナリティ障害、妄想性パーソナリティ障害など、他人が不快と思う行動をしてしまうことも多いよ。
境界性パーソナリティ障害では、二極化思考の結果、突然感情が不安定になって周囲を困らせてしまうこともあるよ。
でも、通院を開始するまでは本人は自分が原因だと思っていないことが多いんだよね。
そう。思春期や青年期が衝動性・不安定のピークだけど、そのころをすぎると軽減してくることもあるんだ。
もしかしたらパーソナリティ障害かも、と思っても、リラックス効果があるものを試すなどして、精神面の安定を心がけたいね。

治療の心構え

  • 周囲の人が悪いわけではないので、「自分が悪い」「不快にさせている」などと思いつめないでほしい。
  • 障害を持っていて抑え込めない感情があることを、理解してもらえたらと思う。
  • 年をとるにつれて、感情の急激な変化や、自傷行為を我慢できるようになってきた。
  • 本人が「治りたい」「改善したい」と意思を持つこと、行動していくことが何より大事
  • 他人へ期待してしまうクセを治したら、二極化思考などが軽減した。
  • 必死で目標を追いかけると、エネルギー切れになる。ここから依存や鬱が始まり、落ち込んでしまって被害妄想や暴力、不信が悪化する。6割くらいの力で目標を追いかける。
  • 死にたいとは本気では思っていない。今を生きるのが辛いだけ。
通院を開始するとすぐ寛解する、というわけではないんだ。
数年をかけて、捉え方・考え方などの偏りを修正したり、対人関係でも挑戦してみたりするんだよね。
そう。虐待やいじめ、トラウマが原因であることがとても多いんだ。長年かけて形成された性格、考え方は、すぐには方向転換できないよね。
もしパーソナリティ障害と診断されたら、まずよく向き合うことだね。
そういうこと。「改善したい」「治したい」と思うようになっても、「全て治す」を目標にするのではなく、「少しずつ改善していく」を目標にしていこう!

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