認知行動療法講座「アクションプラン」/ 就活対策「お茶をいただく」/「席次」

新聞読解「だまされたAI」

以下、記事の要約です。

米アマゾン・ドットコムが日本で、一部の出品業者による偽ブランド品(模造品)の販売を「推奨」していたことが分かった。
人工知能(AI)を使う検査システムが見過ごした。
商品や顧客のデータ活用は、あらゆる情報をビジネスに生かすデータ経済の要だ。
一方でAIの自動検知の技術は発展途上で、思わぬ問題を生むリスクも残している。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • AIですら見抜けないことはこわいと感じた。
  • AIは日々進歩しているが、頼り過ぎは問題だなと思った。
  • 人の目の正確さはとても重要だと思う。

AI進化のスピードは凄いですが、人間と同じようにミスをするということも頭に入れておかなければですね。

認知行動療法講座

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

前回、問題を解決するための技法について紹介しました。

今回は、いざ行動を起こしてみるために作成する「アクションプラン」について紹介します。

アクションプラン

うつや不安を感じているときは、気持ちが内向きになって自分の世界に閉じこもりがちになります。

そうすると一時的には楽になりますが、なかなか自分の思い込みから解放されません。

コラム法で見つけた適応的思考も、その考えに基づいて実際に行動を起こさなければ、正しい考えなのか確かめることができないのです。

自分の世界から抜け出して、適応的思考が正しいものかどうか確かめることが、現実的な問題に対処していくことにも繋がります。

そのために、問題を解決するにあたっての計画、「アクションプラン」を立ててみましょう。

目標を決める

アクションプランを作るにあたって、行動目標を決める必要がります。

職場や家庭、友人関係などで、変えたい、改善したいと思っている事柄を選んでみてください。

前回、問題解決技法で立てたものと同じものですね。

目標を決めるに当たって気を付けるポイントとして、以下が挙げられます。

・目標は、できる範囲で少しずつ決めていく。
・自分の力にあった具体的な目標を設定する。
・一度にいくつもの目標を解決しようとしないで、ひとつひとつ行動する。
・まずは自分に関心がある目標に集中する。
・他の人の意見も聞く。
・その目標から身につくことを書き出してみる。
・あらかじめ練習する。
・行動の妨げになりそうなことは事前に解決しておく。

ワークシート

アクションプランを建てる際には、ワークシートが役立ちます。

ワークシートには、以下の要素を含みます。

・行動目標と試したい考え
先ほど決めた目標と、この行動によって試したい適応的思考です。

・アクションプラン
行動計画の内容です。できるだけ具体的に作るのがポイントです。

・開始予定時期
その計画をいつ始めるかを明確にしておかないと、中々挑戦できません。

・予測
どのような事態が起こるかどうかを予め予測、シミュレートしておきます。

・予想される問題
アクションプランを作る必要があるということは、必ず何かしらの問題が予測されるはずです。

・問題が起こった時の対処法
問題への対処方法を事前に決めておくことで、挑戦するための心理的なハードルを下げることができます。

・実験結果
実際に行動してみてわかったことを必ず分析してください。

・新しい考えの確信度
行動の結果、適応的思考について、以前よりも信じられるようになっていれば大成功ですね。

・この実験から学んだこと
行動結果からわかったことを明確にすることで、以降またほかの自動思考に挑戦するときにも役立ちます。

就活対策「お茶をいただく」「席次」

リスタートの就活対策講座は、ビジネスマナーについてただ講義を聞く形式ではなく、利用者さん自らで調べ、発表するという形式で進めています。

ただ講義を聞くだけよりも記憶に残りやすいだけでなく、「情報を収集する力」や「他人に伝える力」を磨くことができます。

今日のポイントは、「お茶をいただく」、「席次」の2点です!

発表

今回は、このような内容について発表していただけました!

  • お茶を出された際は、必ずお礼を言う。
  • 勧められてからお茶を飲む。
  • 階級の高い人が座る良い席を上座と言い、低い人が座る席を下座と言う。
  • 基本的には、部屋の入口から遠いほうが上座である。

訪問先で「お茶を出していただく」場面、または、会議などでの「席次」、どちらもビジネスマナーとしておさえておきたいところです。

資料作成や発表など、ロールプレイを交えたり、目線に気を配ったりなど、工夫できている部分が増えていることが多いです!

引き続きビジネスマナーの基本を学びながら、資料作成や発表のスキルを伸ばしていきましょう。