認知行動療法講座「問題の明確化」/ 就活対策「履歴書の書き方」

新聞読解「デジタル都市、起動せず」

以下、記事の要約です。

世界各地で、交通や医療など住民向けのサービスをデータ活用で効率化する試みが進む。
今現在、世界ではデータ都市と名乗る街がいくつか出てきている。社会問題を解決する切り札と期待していいのか。
米国のグローバル経営の専門家らが考えた「新たなGDP(データ総生産)」。データ発生量や使いやすさなどを分析し、各国のデータを経済の規模を測る。
国内総生産をもじって名付けられた、いわば「情報のGDP」だ。
データ都市にふさわしい「使えるサービス」をつくるには、行政やおじさん世代だけ頑張っても限界がある。
イノベーションを生む若手起業家や学生、女性も巻き込まないと、データ都市はつくれない。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 既存のサービスを超えるものでないと活用されないだろう。
  • 都市部での実現がいいのではないか。
  • 世代や性別によって活用する傾向を感じる。
  • デジタルを活用するだけではなく、作るのも良いのでは。

データを使いこなすことはとても大切なことですが、個人情報の保護も忘れてはいけないですね。

認知行動療法講座

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

前回の講座で、ストレスが溜まることで起きる、「怒り」や「不安」などのマイナス感情について考えました。

今回は、実際に認知行動療法を利用して解決する第一歩として、自分を悩ませている問題を明確化する方法について考えました。

問題の明確化

認知行動療法を使うことで、怒り、落ち込み、不安といったマイナス感情を生み出す元となっている問題に挑戦し、解決を目指すことができます。

しかし、漠然と、「なんだか困っている」という状態を解決することは困難です。

その「問題」がどのようなもので、どうすれば解決となるのかをしっかりと把握しておかなければ、解決に取り組むことはできません。

そのために役に立つのが、「問題リスト」と呼ばれるものです。

問題リスト

問題リストの作成は難しくありません。

まずは、いま自分が気になっていることを思いつくままに書き出してみましょう。

それが重要なことであるかどうかは、まだこの段階では考えません。

とにかく、いくつであっても思いつくままに問題となっていることを書き出していくのが重要です。

解決目標

問題が一通り書き出せたら、その中から、「解決目標」を定めます。

多くの場合、問題は何か一つを解決すればいい、というような単純なものではないと思います。

問題となることがあちらにもこちらにもあって、どうすればいいのかわからなくなってしまっていることによって困っているのではないでしょうか。

そこで、その中からまず最初に解決する問題を1つ選びます。

この時、以下の点に注意してください。

1.自分にとって重要であること
2.解決可能であること
3.具体性があること
4.将来に繋がること

1.自分にとって重要であること

まず、その問題の解決が、本当に自分にとって必要なことであるのか考えてみましょう。

もしかしたら、他の人の悩みを引き受けてしまっていたり、重要度の低い問題であったりするかもしれません。

2.解決可能であること

残念ながら、すべての事柄が解決可能であるとは限りません。

他の問題を先に解決しなければいけないこともあるかもしれません。

また、他の人に何かをしてもらわないといけないようなことも、直接他者を操って解決することは不可能なはずです。

3.具体性があること

問題の解決のために、必須の条件です。

最初にも伝えた通り、「なんだかうまくいかない」「なんとなく困っている」という状態のままでは、問題は解決できません。

どんなことが問題となっており、それをどうすれば解決したと言えるのか。

それを具体的にしなければ、解決目標にはなりえません。

4.将来に繋がること

最後に、その問題が将来に繋がるかどうかを考えます。

・・・というと、なんだか大仰な印象ですが、単純に、その問題を解決することで、自分にとって良いことがあるかどうかを考えれば大丈夫です。

その問題を解決しなければ悪いことが起きる、というのであればやはり解決目標としての優先度は高まりますし、他の問題を解決するための手助けになるかどうかも重要です。

就活対策講座「履歴書の書き方」

就活対策講座では、ビジネスや会社で必要な知識の習得を目指して、
ポイントで講義形式にて、学んでいます!

今回のテーマは、「履歴書の書き方」についてです。
また、残った時間で電話対応の練習も行いました。

履歴書の書き方について

今回は、「履歴書の書き方」について学びました。

履歴書とは、企業に自分をPRするための書類のことです。書き方一つで、自分の人となりや熱意を伝えることができます。

逆に、非常識な記載方法をしてしまうと、書類選考や採用の上でマイナスとなってしまいます。

講義では履歴書の下記項目それぞれについて、簡単に注意点など見ていきました。
カッコの中は一部抜粋です。
①写真(清潔感のあるものを着用)
②個人情報(丁寧に書くこと)
③学歴(入学・卒業年月は間違えないように)
④職歴(正社員・アルバイト問わず)
⑤免許・資格(取得順に記載)
⑥志望動機・特技など(具体的に記載)
⑦本人希望欄(希望の職種など記載)

また、履歴書作成全体の気を付けるべき点として、
「汚さない」「黒いペンで丁寧に書く」「埋められるところは全て書く」
といったことを確認しました。

書類選考は、1度で受かることはほとんどないので1社落ちたからといって落ち込む必要はありません。

1度記入したら職員と相談して、さらに修正をかけてより良いものにしていきましょう!

電話対応練習

今回は、電話対応の練習も行いました!

ただ電話対応の文言を読むのではなく、チェックリストを参照して、大事なポイントを抑えて行っています。

声の明るさやトーンや、「クッション言葉」や「電話対応の定例用語」をチェックしてからの実践です。

「お世話になります」「お電話ありがとうございます」だけでなく、
「恐れ入りますが」「念のため連絡先頂けますでしょうか」などのより実践的な文言も学びました!

苦手意識も多い電話対応ですが、引き続き訓練を重ねて抵抗感を減らしていきましょう。