業界別おすすめファッション④ ~ラフさが必要、海外の場合~
TシャツにデニムでもOKな職場!?
同じオフィスカジュアルでも、業界、仕事で適切なラインがあるんだよね。
でもちょっと不思議なことが。
これって、オフィスカジュアルでもプレゼンでも、人前に出るにはラフすぎるんじゃないの?
いいところに気が付いたね。
会社によってドレスコードが違うのはどうしてなのか、というところを考えてみましょう!
会社のメンバーである意識が、適切な身だしなみに
信頼感、品性が大切な業界では、基本的に上質でトラディショナルなスーツ。
とはいえ、若い会社であったり、そういった服装を好まない会社であれば、オフィスカジュアルや多少ラフでも許容されることがあります。
入社する会社の風土・社風にあった服装が、いちばん適しているということになります。
Tシャツにパーカー、ジーンズというスタイルは、ほとんどの企業では採用されませんが、一部例外があります。
たとえば海外企業のプレゼンがこのようなとてもラフなスタイルで行われていることがありますが、これは「社風」を服装で表したものです。
プレゼンをこのスタイルで行うことで、企業文化がこのようにオープンなものである、開けた風土を大切にしている、という表現になっています。
社風を伝えながらプレゼンをする、というレベルの高いテクニックですが、企業理念、会社の雰囲気も身だしなみの大切なポイントです。
また一般的にオシャレだとされるファッション・IT業界ですが、その中でも、トレンドはあえて追わずトラディショナルなスーツスタイルで誠実さをアピールしている、という会社もあります。
選考前の企業研究ではもちろん、採用後の入社前に、先輩や上司に聞いておけるとよいでしょう。
国や文化によっても正装が変わる
手を抜いてプレゼンをしているわけではないんだよね。
一流の商品を手掛けている実績をよりアピールするために、社風を見せることができる服装を選んでいるの。
他の国のお客様に会う
企業も多国籍化していたり、海外のお客様から依頼があったりと、日本国内の会社でも国外とのやりとりが発生することも増えてきています。
このグローバル化の中、相手の国・文化によって商談の服装を変えることも選択肢となってきています。
欧米の企業であれば、商談の際はトラディショナルなスーツスタイルです。
とくに金融系などでは、事務職であっても気崩さないのが基本です。
お客様が会社へお越しになっているときに、お手洗いなどで目についてしまうことがあるからです。
しかしアジアなどの国々では、ビジネス向けドレスコードがまだ明確でないこともあります。
韓国・中国・シンガポールはビジネスが発達しており、貿易も盛んです。
このためビジネスでは欧米同様スーツ、社内でも気崩さない、というスタイルが基本になっています。
一方、他の国々ではまだ基本となるドレスコードが曖昧なようです。
中国でも、多民族であるため、幹部を除いた社員はラフであったり、作業服のこともあります。
ビジネスのスタンダードが浸透していない国では、イベント参加時は伝統装束が求められていることもあります。
こういった企業との商談や、お客様がいらっしゃる際は、日本のビジネススタンダードの服装がよいでしょう。
スーツか、オフィスカジュアルでもジャケット着用であれば、他国のお客様にとっても印象がよいものになります。
もしお客様がラフな格好や伝統装束などであっても、スタンダードな格好であれば浮くことはありません。
一方こちらもラフな格好をしてしまうと、商談とは言いにくい会合になってしまいます。
国内外を問わず、お客様が求めている能力をアピールできる、適切な服装選びが必要になります。
イメージしてみたけど、どんな相手とでも、ジャケットを着たスタイルのほうが「仕事できる!」って感じがするね。
とくに海外との取引では、お客様からの信頼が大切。
国内外問わず、清潔感、服装は普段から意識していきましょう!