Excelお役立ちワザ講座 基本操作編⑥ ~見出しを常に表示する~
就労移行支援事業所 リスタート では、毎週木曜日にPC講座をやっています。
PC講座では、主にExcelとWordを対象に、事務職で作成する書類を練習で作ったり、関数を紹介したりといった内容を扱っています。
Excelお役立ちワザ講座では、PC講座の中では紹介しきれない、便利で役立つExcelのワザを紹介していこうと思います。
今回は”見出しを常に表示する”ワザなど、表の作成で役立つスキルを紹介していきます。
ワザ①:見出しを常に表示する
Excelの表には、見出しが含まれていることが良くありますよね。
ところが、Excelをスクロールすると、この見出しは画面外に隠れてしまいます。
Excelでは、この問題を解決するために、スクロールしても見出しを常に表示する機能があります。
「表示」タブの中にある「ウィンドウ枠の固定」
「表示」タブの中にある「ウィンドウ枠の固定」を開いてみてください。
まずは試しに、「先頭行の固定」をしてみましょう。
スクロールしているにもかかわらず、先頭の行がついてきているのがわかりますでしょうか。
しかし、今回は見出しが2行目に作られているため、先頭行だけついてきてもわからないですね。
こんな場合には、「ウィンドウ枠の固定」を使います。
スクロールしたい範囲の最も左上のセルを選択した状態でクリックしてみましょう。
2行目まで一緒についてきてくれるようになりました!
枠の固定を行うと、「ウィンドウ枠の固定」が「ウィンドウ枠固定の解除」に変化するので、ここをクリックすることで固定を解除することができます。
ワザ②:大きさの異なる表を並べて置く
Excelでは、行ごとに別の列幅を設定することはできません。
セルの結合を使えば違う形の表を並べることもできますが、印刷などで一時的に並べるだけならもっと簡単な方法があります。
この表を使って試してみましょう。
現在は横並びになっていますが、印刷のために縦並びに移動させたいとします。
このようにコピー&ペーストを使ってもいいのですが、コピー先のセルに合わせてサイズが変わってしまいます。
もしも、サイズを変えずに並べたければ、「ホーム」タブの「貼り付け」の中にある、リンクされた図を使ってみてください。
このように、元の列幅を保ったまま図として挿入することができます。
図ではあるものの、元のデータとリンクされているため、このようにオリジナルの列幅やデータを修正すると、貼り付けられた図の方も修正されますよ!
今日のまとめ
・「ウィンドウ枠の固定」:スクロールしても見出しがついて聞くるようにする。
・「リンクされた図」:データがリンクした図として貼り付ける