繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~ストレスを上手にかわす~
イライラ、不安、劣等感、緊張・・・減らす方法
- 対人関係が苦手。
- 緊張しやすい。
- 眠れなくなることがある。
- ストレスでお腹や頭が痛くなる。
誰だってストレスを感じるものです。
体調を崩したりということにもつながるストレス。
みんなストレスを感じているのに、どうしてみんな平気なのでしょうか。
全員にストレスがある、という事実
生きていれば、誰にだってストレスはあります。
楽しそうに生きている人だって、私たちの見えないところでストレスをいくつも抱えているのです。
芸能人だって、その楽しそうな表情の裏では、複雑な対人関係や家庭との両立で苦しんでいます。
身の回りにいる輝いている人だって、私たちに見せないように振る舞っているだけで、たくさんのストレスを抱え、解消しようともがいているのです。
どうしてストレスで辛くならないのか
ストレスがないように見える、(でも見せないように振る舞っている)そんな人たちと、
ストレスを抱え込んで体調にまで響いてしまう人・ストレスが多くて疲れてしまう人との違いとは何なのでしょうか。
それはずばり、受け止め方です。
多くの人は、ストレスに「耐えよう」「我慢しよう」とするから、深層心理が負荷に耐えかねて爆発したり、体調を崩したりします。
しかし、ストレスに直面しながらもそんなことがないかのように振る舞える人というのは、
ストレスに「耐える」「我慢する」のではなく、受け止め方を変えて、上手に受け流しているのです。
上手な受け止め方とは
ストレスに遭遇した時、真正面から立ち向かおう、もしくは耐えようとするから、疲弊してしまうのだと話してきました。
では、どのように向き合えばよいのでしょうか。
原因を考える必要はない!
ストレスを感じたとき、そのストレスの原因を探り出そうとしていませんか?
これは実は不毛なことで、これが疲弊の原因になっています。
たとえば、友人の発言がイライラする、と言う時。
真正面から向き合うタイプの人や、受け止め方が得意ではない人は、
自分の中のイライラの原因を探り、イライラする原因は「友人の発言」だと突き止めますが、友人の発言は過去のもので変えることができません。
「○○という発言にイライラする」と突き止めても、そういう自分が嫌だなどと自己嫌悪してしまうことも少なくありません。
さらに、友人にそのような発言をしないようコントロールすることも難しく、「イライラするからしゃべらないで」などと感情的になってしまうと対人関係も悪くなり更なるストレスになるでしょう。
一方、上手に受け止める、受け流せる人は、嫌だなと感じたらアサーティブにアプローチすることができます。
ストレスが自己肯定感を高めてくれる
ストレスに耐えたことがある人は、耐える大変さを知っているので逃げてしまいたくもなるでしょう。
しかし、そこで逃げてしまうと、成功体験を積むことができないままです。
原因を探して向き合う・潰す、という受け止め方から、
乗り越えてみよう、克服してみよう、という受け止め方に変える必要があります。
小さな成功体験を積み重ねることで、自信が付き、自己肯定感が高まり、
このことで、ストレスを正面から受け止める以外の方法を身に着けられるのです。
例えばいまの新型コロナウイルス感染症にしても、ストレスを感じどうしたらよいのかわからないまま耐えている人は、その辛さから抜け出そうとします。
しかし、向き合うのではなく克服しようとしてできることをこなしていく中で、自己肯定感が高まっていくのです。