ビジネス実務マナーチェック!…⑥
「ビジネスマナー」は、社会人が企業で働くうえで必要とされるマナーの総称。
相手に対して「不快な思いをさせない」「迷惑をかけない」ために必要不可欠なビジネスマナー、あなたはどのくらい知っていますか?
リス太くんと一緒に「挑戦!ビジネス実務マナー」で問題を解きながら、ビジネスマナーを身に着けていきましょう!
ケース① 新商品の紹介
それで、新製品ページの作成をお願いしたいんだけど、どの部署にお願いすればいいのか分からなくて…。
K君が所属する部署は、新商品を発売するにあたり、会社のホームページに新商品の紹介ページを載せることになりました。
K君は、どの部署に新商品の紹介ページを依頼すればよいでしょうか。
次の5つの中から、適当と思われるものをひとつ選びましょう。
- 営業部
- 厚生課
- 人事課
- 広報課
- 製造課
ケース② 上司と出張!
Y係長とK君は、取引先へ出張しました。
次の5つの中から、K君が失敗してしまったことをひとつ選びましょう。
- 駅に迎えに来た取引先の車では、勧められるまま係長が後ろの席に座ったので、K君はその隣に座った。
- 案内された応接室では、係長が上座のソファに、K君はその斜め向かいに座って担当者を待った。
- 新幹線の中では、係長が窓側、K君が隣の通路側に座った。
- 新幹線が発車してから、係長とK君は打ち合わせをしたが、そのあと係長が仮眠を取り始めたので、K君は雑誌を読み始めた。
- 担当者と商談中にあいさつに顔を出した担当者の上司には、係長が名刺交換するのを待って、K君も名刺交換した。
回答・解説
会社の活動や業務内容などを広く一般に伝えることを仕事にしている部署は「広報課(広報部)」です。
ホームページに新商品の紹介や、新卒採用の案内なども掲載することがあり、これらは広報課の業務に含まれます。
よって、【D】が正解
A.駅に迎えに来た取引先の車では、勧められるまま係長が後ろの席に座ったので、K君はその隣に座った。:YES
一般的に、運転席の真後ろが上座、助手席の真後ろが2番目と言われる。この場合、取引先の方から後ろの席を勧められたので、上司が先に乗り込み運転席の真後ろに。K君がその隣に座るのが適当ということになる。
B.案内された応接室では、係長が上座のソファに、K君はその斜め向かいに座って担当者を待った。:NG
応接室では普通、訪問した側が上座に座り、迎える側はその向かい合う席に座る。この場合、訪問したY係長は客なので上座に、K君はその隣に座ることになる。Y係長の斜め向かいだと客を迎える側に座ることになるので不適当となる。
C.新幹線の中では、係長が窓側、K君が隣の通路側に座った。:YES
新幹線や飛行機に上司と同行で乗るときは、上司が窓側、部下が通路側に座るのが基本。網棚やラゲッジスペースの荷物の上げ下ろし、車内販売や機内サービスの受け渡しなどは、通路側に座る部下の仕事である。
D.新幹線が発車してから、係長とK君は打ち合わせをしたが、そのあと係長が仮眠を取り始めたので、K君は雑誌を読み始めた。:YES
打ち合わせが終わったあとなら、なにをしてもあとは個人の自由である。他の客に迷惑にならないよう、雑誌を読むなどは特に問題にならない。
E.担当者と商談中にあいさつに顔を出した担当者の上司には、係長が名刺交換するのを待って、K君も名刺交換した。:YES
複数人で名刺交換する際は、地位の高い人同士から順番に名刺交換を始めるのがルール。この場合、Y係長が名刺交換したあとに部下のK君が名刺交換することになる。
よって、【B】が不適当。