コミュニケーション「オススメのお店は?」/認知行動療法講座「適応的思考」
コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「オススメのお店は?」です。
本日のリスタートのコミュニケーションプログラムでは
「オススメのお店は?」について
今回は皆さんにオススメのお店をプレゼンしてもらいました!
店員さん並の詳しい情報が披露されて驚きました!
今回の皆さんの意見はこちらになります!
- ・猫カフェ。癒されるし本も読めるから
- ・ラーメン屋。激辛がオススメ
- ・本屋さん。ある程度のものは揃っている
- ・焼き鳥屋。昔ながらの味を楽しむ
やっぱり行きつけのお店は詳しいですよね~
今後もしよろしければ皆さんも行ってみてください!
そして感想お待ちしております~
認知行動療法講座
前回は、サンプルを使って根拠と反証を探す練習をしました。
今回は、第6のコラム「適応的思考」について説明していきます。
第6のコラム:適応的思考
第6のコラムには、第4のコラムと第5のコラムに書き込んだことがらを利用して、自動思考に代わる柔軟で現実的な考えを書き込みます。
5つのコラムまで作ったことで、自動思考を裏付けている事実と、根拠のない部分や矛盾した事実がわかりました。
あとは、それらを組み合わせていくことで、自動思考に含まれていた歪みを取り除き、事実に基づいたものの見方ができるようになります。
適応的思考を作るためにまず行うのが、根拠と反証をそれぞれ1つの文に要約し、それを「そして」で繋ぐことです。
「昼頃、友人にメールを送ったが、いつまで経っても返事が来ない。」という例でいえば、以下のようになります。
「メールをしたのに返信が来ておらず、たまに話しかけても「うん」などと手短に返事をされることがあるのも気になる。
そして、
以前にも同じような内容のメールを送ったが、すぐに返ってきたし、この友人から「嫌い」等と言われたことはない。
また、この友人から、今度遊びに行こうと誘われている。」
このように、元の自動思考を裏付けていた事実と、それに矛盾する事実の双方を含めた一つの文を作ることで、あらゆる情報を考慮に入れた、現実的で柔軟な考えを作ることができます。
しかし、このままではわかりづらい文章になってしまっているので、内容を要約し、受け止めやすい文章に直しましょう。
その際は、以下の点に注意が必要です。
・親しい人がこのような状況で、同じような情報を手にして、同じように考えているとき、
あなたはどのようにアドバイスしますか?
この状況をどのように理解すればいいと言ってあげるでしょうか?
・その自動思考が当たっているとして、この先のことを考えたとき、最悪のシナリオはどんなものでしょう?
最良のシナリオは?
そしていちばん現実的なシナリオはどういうものだと思いますか?
・あなたが信頼している人のことを思い出してみてください。
その人は、この状況についてほかの見方をする可能性はないでしょうか?
これらを踏まえて文章を整えた結果、以下のようになりました。
「メールにまだ返信がないのは事実だが、以前に同じような内容のメールを送った時はすぐに返ってきたし、自分のメールが原因で返信が遅れているとは限らない。」
「たまに話しかけても「うん」などと手短に返事をされることがあるが、「嫌い」等と言われたことがあるわけでもない以上、嫌われているという証拠はない。遊びの約束もしているし、人付き合いはそこそこできている。」