コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「アクションプランの練習」
コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になるニュース」についてです。
本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- ドライブマイカーの受賞
- ウィルスミスの平手うち
- フルーツバス停
- 岸田首相の4つの経済対策
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするためにも、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、実際に行動を起こし、その評価をするまでの「アクションプラン」についての話をしました。
今回は、サンプルを用いてアクションプランを実践してみました。
アクションプランの練習
電車に乗ってパニック発作を起こしてしまった人が、電車に乗ってみる場面を想定して、アクションプランを作る練習をしてみましょう。
・行動目標と試したい考え
行動目標は、実際に電車に乗ることで、本当にパニック発作が起きるかを確かめることになります。
試したい考えとしては、事前にコラム法で見つけていたという想定で、「電車に乗ってもいつもパニックになっていたわけではないし、動機が起きたとしても、心臓発作に繋がると決まっているわけではない」という適応的思考を記入しておきます。
・アクションプラン
行動の計画として、「友達と一緒に電車に乗ってみる」というものを挙げてみました。
自分一人では難しいというときには、他の人を頼るのも良い選択肢です。
・開始予定時期
電車に乗る不安が強いので、日程を明確にすることで、先延ばしを避けるようにします。
一緒に乗ってくれるようお願いした友達に翌日の12時に駅で待ち合わせと伝えることにしました。
・予測
電車に乗ってから数分経った頃に、動機がしてきて不安になってしまうのではないかと予測しました。
・予想される問題
予測を続けると、不安が強まっていくことで、パニックになってしまうのではないか、という問題が見つかりました。
また、パニックになることで、騒ぎ出してしまうかもしれないとも予想しました。
・問題が起こった時の対処法
問題は不安が強まることによって起こると予想されるため、動機がして来たら、腹式呼吸を意識するなど、簡易的なリラクゼーションを行うことにより、対処できるのではないかと考えました。
また、一緒に乗ってもらっている友達がいるため、その友達と会話をすることで、気分を落ち着かせることができるかもしれません。
・行動結果
ここからは、行動の結果ですが、どのように書くのかの練習のため、記入していきます。
電車に乗ってしばらく経つと、少し息苦しい感じがしたものの、友達と話していたら、だんだんと落ち着くことができました。
・新しい考えの確信度
動機がしたり、不安になることもほとんどないままで電車に乗ることができたため、新しい考えの確信度が、90%まで上がりました。
・この行動から学んだこと
・電車に乗っても、パニック発作が起こると決まったわけではない。
・少し体調が悪くなったとしても、うまく対処できれば、落ち着いてくる。
・友達と話すなどして気を紛らわせていれば、問題が起こることはなかった。