就活SST「言いたいことの”核”は何? ~伝え方のポイント~」

新聞読解「景気映すコイン駐車場料金」

以下、記事の要約です。

時間貸し駐車場の駐車料金が上昇している。

新型コロナウイルスの下で駐車場数が減った中で利用回数が回復し、東京23区では平均料金コロナ流行前を約1割上回る。

最近は駐車場予約アプリも広がり料金が可視化されつつある。

このテーマについての利用者さんの意見

  • 車離れしているから需要が減っていくと思う。
  • 都心は車保持者に優しくない。
  • 料金の安いところを利用したい。
  • コロナの不景気から少しずつ回復してきた。

今後も駐車場は苦戦を強いられそうですね!

就活SST

前回は、”謝罪”について、どのような方法が望ましいか、考えました。

今回は、人になにかを伝えたいときの重要なポイントである、「核を明確にする」ということについてのお話です。

“言いたいことの”核”は何? ~伝え方のポイント~

なにかを人に伝えたいとき、うまく伝わらなかったり、誤解されてしまってやきもきした経験がある方は多いのではないでしょうか。

うまく伝わらない原因は色々と考えられますが、言いにくいからと遠回しに伝えてしまった、なんて理由はなかなか多いかもしれません。

相手に伝わるようにするためには、言葉にする前に、「何を分かってほしいのか」を自分自身でしっかりと把握し、明確にする必要があります。

特に重要なのが、言いたいことの”核”をはっきりさせることです。

以下のセリフを見てみてください。

「毎日かなり仕事を抱えているみたいで大変そうね。残業も多いようだし、ワークライフバランスも考えなければいけないと思って。もしよかったら相談してね」

このセリフは、ノー残業デーも連日22時まで残業している部下に対しての、上司からのセリフです。

上司の望みとしては、「残業せずに帰って欲しい」ということが特に大事になるでしょう。

しかし、このセリフを聞いた部下は、以下のように返しました。

「大丈夫です。私、仕事好きですし、帰宅してもすることありませんし、気にしないでください」

伝えたかったことが伝わらず、望まぬ結果になってしまいました。

その原因は、伝えることがはばかられるからと「残業せずに帰って欲しい」という”核”をぼかしてしまったことにあります。

先ほどの上司のセリフでは、「大変そうだね」という心配や、「相談して欲しい」といった意図は伝わるものの、「残業しないで欲しい」という、本当に伝えたかった部分は伝わらなかったのです。

このように、本当に伝えたいことを直接言わず、遠回しに伝えようとする行為は、誤解や齟齬を生んでしまうのです。

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