コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「PDLで新しいスキーマを受け入れる」
コミュニケーション「気になるニュース」
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- Appleの新型iPhone
- 酷暑による消費の減少
- シャチと食事を楽しめるレストラン
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、スキーマを変えていく方法について考えました。
今回は、新しいスキーマを見つけた”後”に行うPDL(ポジティブ・データ・ログ)という方法について紹介します
PDLで新しいスキーマを受け入れる
自分で自分を苦しめる原因となっているスキーマへの対抗策は、スキーマを無くすことではなく、新しいスキーマを作って書き換えていくことです。
しかし、新しいスキーマを見つけることができても、すぐにそのスキーマを信じられるわけではありません。
むしろ、これまでの人生の間ずっと信じ続けてきた、元々のスキーマのほうが正しいように感じられるかと思います。
それでも、時間をかけて古いスキーマとは決別し、新しいスキーマを信じ、定着させていく必要があります。
そこで役立つのが、PDL(ポジティブ・データ・ログ)です。
これは、新しいスキーマの根拠となることを、1日1行ずつ記録する、という方法です。
「こんなことは誰にでもできる」といった自己批判的な視点は持たずに、些細なことでも書き出していくことが重要です。
PDLの例
古いスキーマ:私は誰からも必要とされない人間だ
新しいスキーマ:私のことを必要だとする人、好きだという人は何人もいる
〇月〇日:職場の同僚からランチに誘われた⇒私と一緒に食事をしたり、話したいという人が職場にもいる
〇月〇日:実家の母から電話があり、「たまには顔を見せてね」と言われた⇒私のことをいつも気にかけ、会いたがっている親がいる
〇月〇日:上司が帰り際に、「月曜のプレゼン、他のむね」と言った⇒上司に信頼され、大切な仕事を任されている