就活SST「人に伝えるために気を付けるポイント」
新聞読解「健康志向、高機能品がけん引」
以下、記事の要約です。
健康イメージの定番、ヨーグルトが値上がりしている。
手ごろな価格のプレーンヨーグルトの人気が底堅い一方、免疫力を高める効果が期待できるなど高機能商品が増え、3年間でおよそ2割上昇した。
需要の根底には消費者の健康志向の高まりがある。
このテーマについての利用者さんの意見
- 消費者の需要と噛み合っている
- 日頃から食べているので値上げを実感している
- 栄養価が高いし手軽なので価格が上がるのもわかる
- プレーンヨーグルトは甘みを感じないのでそのままでは食べづらい
生活に身近なものだからこそ、自分にあった種類や食べ方を見つけたいですね!
就活SST
前回は、いくつかの場面を例に、どのような謝り方が良いか考える練習をしました。
今回は、自分の考えや意見を人に伝えたいときに気を付けるポイントについてお話します。
人に伝えるために気を付けるポイント
自分の気持ちや考えを伝えようとしているのに、なかなか伝わらずにもどかしい思いをしたことはありませんか?
人に何かを伝えるというのは、意外と難しいですよね。
言い方ひとつで上手く伝わらなくなったり、時には誤解されてしまったりすることもあります。
特に、何か指摘するときやミスの報告をするときなど、言いにくいと感じることは、遠回しに伝えようとすることで伝わらなくなってしまいがちです。
相手に伝わるようにするために気を付けるポイントは色々ありますが、まず最初に気を付けて欲しいのが、何をツタたいのかを明確にしておく、ということです。
一つ例を挙げましょう。
ある上司が、会社で決まっているノー残業デーにも連日22時まで残業をしている部下に対して、以下のように伝えました。
「毎日かなり仕事を抱えているみたいで大変そうね。残業も多いようだし、ワークライフバランスも考えなければいけないと思って。もしよかったら相談してね」
さて、このセリフで伝えたいことの核はなんでしょうか?
このセリフを言われた後輩からは、「ご心配ありがとうございます。でも、私は仕事好きですし、帰ってやることもありませんし、大丈夫です!」と返事が返ってきました。
これは、「大変そうだね」「相談してね」といった、心配のメッセージとして受け取られたということでしょう。
しかし、実際に上司が伝えたかったのは、「ノー残業デーには残業はせず帰って欲しい」ということだったのです。
上記の場面は、典型的な「言いづらいので本当に言いたいことを曖昧にしたために伝わらなかった」という例です。
しかし、上司の目線からは、「ノー残業デーには帰って欲しいと伝えたのに受け入れてくれなかった」といったように感じられています。
一方で部下からすれば、「ノー残業デーに帰ってなんて言われたことは一度もない」というように思っているでしょう。
このままでは、後に言った言わないなどとトラブルになってしまうかもしれません。
相手を気遣う言い回しを使うのは良いのですが、その上でも本当に伝えたいことは濁さずに、直接伝えることが大切です。
例:「毎日かなり仕事を抱えているみたいだね。いつもありがとう。残業も多いみたいだけれど、ノー残業デーは残業せずに定時退社してもらえないかな。もし終わらないような状況であれば、仕事の量を調整しよう」