上司とのトラブル、仕事内容の変化・・・

感染症拡大など時期的な要因もありますが、様々なストレスが重なり休職をする方が増加。

そんな中、リワークでの利用で復職された方の事例をご紹介!

リワーク特化プログラムについてはこちら!

適応障害Kさん 通所開始から復職まで

職場環境に耐えきれず・・・

50代男性、適応障害と診断されています。

職種はIT系です。

発症のきっかけは、異動で新しい上司が付き、その上司との仕事のしかたで反りがあわなかったことです。

仕事内容も苦手な接客対応になってしまい、働きにくいなと感じているうちにメモをとる手が震え始め、言葉が出てきにくくなりました。

次第に職場に行けなくなり休職、復職してもすぐ休職、という繰り返しの状況でした。

通所の決め手

何度か復職しましたが安定せず、ついに長期休職が必要と言われてしまい、改めて医師に相談。

「対人関係を克服したいなら根本解決が必要。そのためには対人関係の中での練習をしないといけない」とアドバイスを受けるとともに、リスタートを含む数件の事業所を紹介されました。

見学したときにコミュニケーションを強制されることがなく、また通所とリモート参加を併用できることで、「リスタートでなら少しずつ対人関係の練習をしていけそうだ!」と感じました。

職員さんも皆さん真面目に向き合ってくださるし、何より明るくて話しやすい。だから苦手なことでも相談できて、アドバイスをもらいやすい環境だ、と感じて通所を決めました。

通所してはじめに行ったこと

まずは、長期の休職をしたことにより乱れた生活リズムを、在宅を併用しながら少しずつ整えることを目標にしました。

体力面も、通所と在宅を組み合わせることで少しずつついていきます。

対人関係能力の向上のためSSTやコミュニケーションなどに積極的に参加していましたが、始めのうちは声が震えたり手もうまく動かなくなったり。

しかし活動時間が長すぎず短すぎずでちょうどよく、しっかりリフレッシュの時間をとることができて助かりました。

その他にも、職員さんに質問をしてみることなどで会話を増やし、少しずつですが対人関係に慣れていくことができました。

復職までの流れ

自己分析など様々なプログラムに参加していくうち、思っていたよりパソコンが苦手だったことや、相談することが苦手だったことなど、業務上で必要なのに苦手だったものにたくさん気づくことが出来ました。

こういったことを復習しやり直すことで復帰に備えていこう、ということで職員さんのフィードバックを受けながら「苦手なこととその対策」というシートを作成していきました。

自分の苦手と向き合うのはしんどいことでしたが、産業医・上司との面談の際にこのシートをを使うことで、復職への具体的な課題、復職の時期などを相談できました。

また産業医や上司との面談の際は、職員さんに同席していただくこともできました!

私の状況をよく見ながら課題・対策を真剣に考えてくださったおかげで、トライアル復職を経て現在は週5日の勤務に復帰しています。

Kさんの活動記録

体力面、精神面ともに最初は誰でも不安がつきもの。

在宅やリモート参加の併用で少しずつ対人関係に慣れていきました。

職員さんは真面目に相談に乗ってくださるので、慣れてきたと感じたら現状の確認や次の課題を話し合うことができました。