8月4日は「はしの日」~箸の日編~

8月4日今日は、「箸の日」です!

 

本日2つ目はお箸のお話しだよ~!

お箸の持ち方って小さいころ苦戦したよね~

 

 

意外と知らない「箸」について

 

箸の歴史・・・

箸の文化を日本に広めたのは聖徳太子だった!

そもそも箸は、どのようにして生まれてきたのでしょうか?

5000年前の中国で、煮えたぎった鍋から食べ物を取り出すのに、

二本の木の枝を使ったのが始まりと伝えられています。

わが国に箸が入ってきたのは、弥生時代の末期であると言われています。

当時の箸は現在のような二本一組の箸ではなく、

「折箸」という細く削った一本の竹をピンセットのように折り曲げた形でした。

「箸」という字が「竹かんむり」なのもこれによるものです。

 

わが国で箸食を初めて制度として採用したのは、皆さんご存じの聖徳太子です。

7世紀の初めに小野妹子らを遣隋使として派遣したとき、

小野妹子らは箸を使った食事作法で歓待を受けました。

この作法の報告を受けた聖徳太子は、さっそく宮中の宴に箸食を採用したというわけです。

その後、宮中から寺院を通して箸食制度が庶民に伝わり、

一般化されたのは8世紀になってからです。

割り箸の歴史はどうかというと意外と新しく、

江戸時代の後期に鰻屋で初めて使用されたと伝えられています。

 

当時は、竹製が主なものだったそうです。

現在のような形の割り箸が作られるようになったのは、明治時代の初期です。

奈良県吉野の寺子屋教師であった島本 忠雄氏が、吉野杉の端材で作りました。

当時はもちろん手作りでした。

機械化による量産体制に入ったのは、昭和時代の初期からです。

 

日本人が一番よく使う道具、さらに食器の中で一番使うのがお箸です。

古くから、日本人の手先が器用なのは、お箸を使うからだと言われています。

箸は2本の棒を片手で操り、さまざまな機能をもたせる事のできる優れた道具(食器)です。

日本人は、箸を使うことによって、微妙な指の使い方・力加減を幼いころから習得していたのです。

箸使いが日本人にとって、すべての道具を起用に使いこなす基本になっているのかもしれませんね。

 

<箸の主な機能>

運ぶ       食べ物をはさんで口に運ぶ

はさむ    すべりやすいうどんなどの麺類をはさむ

つまむ    豆などの小さい物を箸先でつまみ上げる

すくう    柔らかい豆腐や茶わん蒸しなどは箸先をそろえ、力を加減して軽くはさむようにすくい上げる

まとめる    ご飯粒をまとめる

切る       豆腐など柔らかい物を箸先を使って切る

割る       煮たジャガイモを箸先で押さえるようにして割る

押さえる    凍り豆腐を軽く押さえ、汁気を切る

はがす    魚の皮の一端をつまみ、引くようにしてはがす

混ぜる    生卵を混ぜる

 

こうやって見るとお箸って万能だね!

 

 

箸のマナーを知ろう

食事中に不快な気持ちや不潔な感じを与えるような箸の使い方を「嫌い箸」と呼び、

無作法な行為とされています。

無意識に間違った使い方をしているかもしれません。

お箸のマナーを確認してみましょう!

 

 

 

ねぶり箸

 箸についたものを口でなめること。

かみ箸

箸の先をかむこと

刺し箸

 料理に箸をつきさして食べること。

指し箸

食事中に箸で人を指すこと。

迷い箸

 どの料理を食べようか迷い、

料理の上であちこち箸を動かす。

探り箸

 汁物の中を箸で探ったりして、

自分の好きなものを探り出したりする。

 箸渡し

  箸と箸で食べ物のやりとりをする。

火葬の後で死者の骨を拾うときに同じ動作をするので

縁起が悪いとされている。

なみだ箸

 箸の先から料理の汁などをポタポタ落とすこと。

意外と難しいなあ・・・

でもお箸のマナーがいい人ってかっこいいよね!

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