敬老の日を作ったのは聖徳太子!?

今日、9月19日は「敬老の日」です!

リス太:9月の第3月曜日といえば「敬老の日」だね

敬老の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としているんだよ

 

K君:当初は「としよりの日」とも呼ばれていたよね?

なんとなく祝っていた敬老の日だけどその由来とが知りたいなあ・・・

なぜこの時期に敬老の日が制定されたか、リス太くんは知っている?

リス太:敬老の日の由来については、とりあえず2つの俗説があるらしいけれど…。

 

聖徳太子が悲田院というお年寄りや体の不自由な人を救うための施設を開いたのが

9月15日といわれているんだ。

K君:現代で言う老人ホームのような施設?

あの聖徳太子が作ったんだ。

リス太:もう一つは元正天皇が717年に「万病を癒す薬の滝」といわれていた岐阜県の養老の滝へ

行幸し、「醴泉は、美泉なり。以て老を養うべし。蓋し水の精なればなり。天下に大赦して、

霊亀三年を改め、養老元年と為すべし」と告げて、年号を「養老」に改元した故事にちなむというもの

なんだ。

出典kemono666.up.n.seesaa.net

 

リス太:2つの俗説の何れも確かな説ではなく、実際には別の由来があると考えるほうが自然みたいだね。

実際のところは、兵庫県で行われていた「としよりの日」が敬老の日の由来で、

1947年(昭和22年)に兵庫県多可郡野間谷村に提唱した「としよりの日」が始まりなんだって。

野間谷村では、1年のうちで気候がよく農閑期にもあたる9月中旬の15日をその日と定め、

敬老会が開かれたんだ。それが兵庫県全域に広まったのが始まりで、1950年(昭和25年)からは兵庫県全体で

行われるようになり、後に全国に広がったんだ。

 

K君:このようにして「敬老の日」は作られたんだね。

父の日や母の日とは違って、日本だけにしか存在していないのかな?

でも農作業の手間が少ない農閑期に敬老会を開くなんて皆喜ぶね。

リス太:ただ「としより」という表現が良くないと各地で議論がおこったんだって。

K君:「としより」と言う言葉も悪いとは思えないけどね。

リス太:老人を敬愛し、長寿を祝うと言う趣旨には『敬老』が合うのかなぁ。

K君:その趣旨は理解できるけど、なぜ9月の第3月曜なのだろう?

15日じゃあないんだね。
昭和41年、9月15日が国民の祝日として「敬老の日」が制定されたんだ。

そして正式に敬老の日が祝日になって、2002年(平成14年)までは毎年9月15日を敬老の日としていたん

だけど、2001年(平成13年)の祝日法改正いわゆるハッピーマンデー制度で「第三月曜日」に変更され、

2003年(平成15年)からは9月第3月曜日となったんだ。

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