リス太のビジネスマナー講座 -年末調整って?-

給料全額が手元に残るわけではない!


 
前回までの記事はコチラ
 

働く=税金が発生!?

税金を納める

就職したら初給料楽しみだよね!
ね!何買おうかな~ってすごくわくわくするよね!
でも全額はもらえないのは知ってるよね?
うん。所得税とか住民税とかが引かれるんだよね・・・。
結構イタイよね。

 

実際には会社が納税の手続きをやってくれているよ。
 
だから、企業に勤めている人には、毎月の給与から税金を差し引いた金額が支払われるんだ。
 
他にも、厚生年金、健康保険などが給与から差し引かれるよ。
 
給与を支払う元のところで徴収する仕組みを「源泉徴収」というよ。

「年末調整」とは?

会社員はあらかじめ会社に扶養家族を届け出ることになっているよ。
 
年収などの条件はあるけれど扶養家族がいると認められると、
企業によっては家族手当が支給されたり、
扶養家族の人数に応じて所得から扶養控除を受けられるんだ。

 

また、扶養家族は扶養している人の健康保険に加入できるんだ。
 
会社はその届出に基づいて所得から税額を計算し、毎月源泉徴収を行なっているんだよ。
 
年の途中とかで扶養家族に変更があったり、
天引き分の社会保険料以外に民間の生命保険料や地震保険料なども控除の対象になるんだ。

 

これらを所得から控除すると課税対象となる所得金額が確定し、それに対して所得税額が決定するよ。
 
すでに源泉徴収されている金額との過不足により、多ければ、差額が返還され、
少なければ差額を給与から徴収されることになるよ。これらの手続きを「年末調整」と言うよ。
なるほど~。年末調整って耳にすることはあったけど、
そういうことだったのか!

 

生命保険料、地震保険料、国民年金保険料を払っている場合は、

「給与所得者の保険料控除申告書」に保険料控除証明書を添付します。

扶養家族や配偶者に変更があった場合、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に記載します。

この2種類の書類を毎年会社に提出することにより、年末調整の手続きは完了です。
 

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