ワークショップ:雪山で遭難したら?② 10月30日
読解
給料「前借り」急拡大
一部は「脱法」貸金?ルール必要
給料日前に、働いた分の給料を受け取れるサービスを提供する業者が急増しています。
企業に専用システムを導入してもらい、給料の「前借り」をしやすくするというもので、「その日暮らし」の労働者の増加などが需要増の背景にあります。
ただ、一部のサービスは法律に抵触する可能性もあります。
9月上旬、金融庁の担当者は「働いた分の給料を給料日前に受け取れるシステム」を企業に提供する業者のリストを見て驚いたといいます。
金融とITを融合したフィンテック企業など、数年で約20社に増えました。
サービスを導入した企業では、従業員は給料日を待たず働いた日数の範囲内で随時、現金を引き出せます。
引き出し申込みなどスマートフォンででき、給料日には引き出した分との差額が支給されるシステムで、利用可能対象者が100万人を超すサービスもあるそうです。
この記事を読んで、
・前借りのニーズが多いのは驚いた。
・フィンテックの考案者はどう思っているのか気になった。
・若い世代は非正規雇用が多いから仕方がないと思った。
・サービス自体をはじめて知った。
などの意見が出てきました。
前借りしなくても十分な手取りがもらえる社会になると良いですね!
ワークショップ
就労移行支援事業所リスタートの月曜プログラム、ワークショップでは毎週グループディスカッションの訓練をしています。
今回のワークショップでは、前回に引き続き、「雪山で遭難したら?」というテーマでコンセンサスゲームを行いました。
改めて、今回の問題文はこちらです。
みなさんは雪山に不時着したスキー客。
あなたの乗っている飛行機が、アメリカとカナダの国境付近の雪山に墜落しました。
残念ながら操縦士たちは死亡。機体は湖の底に沈没したようです。
しかし、幸いなことにあなた達は、無傷で飛行機からの脱出に成功しています。
墜落地点から一番近い街は、ここから32キロ離れたところにあります。
このあたりの夜の気温は最大でマイナス40度まで下がります。
周りを見渡すと、枯れ木が沢山落ちていることがわかります。
あなた達が生き残るため、以下のうちから重要な順に順位をつけてください。
このお題に合わせて、以下のアイテムに優先順位をつけます。
・ライフル銃1丁
・大箱のマッチ1箱
・5日分の朝刊
・方向のわかる磁石1個
・スキーセット1組
・20㎝のナイフ1個
・板チョコレート10個
・大型の懐中電灯1個
・ウィスキーの入ったびん1つ
・固形の油の入った金属缶1個
前回は、近い街まで自力で行くという意見と、一か所にとどまり救助を待つ、という意見で分かれたところまでで終わりました。
今日はどちらを軸にするか決めるところから始めて、最後には発表してもらう予定です。
利用者さんの回答
今日は、改めて自分の意見をまとめてから話し合いの続きに入りました。
救助を待つか、全員で町まで行くか、と迷う中、1人、ないし数人が町へ救助を頼みに行き、残りの人はそれを待つ、という意見が出ました。
全員で町へ行くには使えないスキーセットなども、数人で行くのであれば移動に使えるかもしれません。
基本的な方向性はこの意見を取り入れることに決まったのですが、助けを呼びに行く人と待つ人で必要となるアイテムが違うので、何を優先すべきか、というところまでで今日も時間が来てしまいました。
次回のワークショップがラストチャンス! ということで、今度こそチームでの答えを決めたいと思います!