心理学を学ぼう!第十一回 視覚情報による錯覚理論 2月6日

「スイッチ」Wii超え視野 社外技術への投資検討

本日の新聞読解のトピックは、「ニンテンドースイッチ」についてでした。
以下、記事の要約です。

発売1年目で販売台数1700万台超を見込む家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」について、任天堂は同社として過去最大の販売台数を視野に入れる。君島達己社長は1日、日本経済新聞の取材に応じ、(新機種発売の目安となる)5~6年を超えて売り続けたい」と語った。2年目以降も新しい遊び方を提案し続けて販売を伸ばすことで、6年で1億台を売り上げた「Wii」超えが見えてくる。

この記事に対する利用者さんの感想・意見

  • 2年目が大事であるというのはゲームに限らず言えることだと思った。
  • 親が自分の子どもにやらせたくなるソフトを開発するというのをみて、子どものゲームを買うのは親なので必要な視点だと思った。
  • ハードの魅力とソフトの魅力を両立できているのが強みだと思った
  • 経営者で一番大事なのは引き際だという言葉に共感した。

などの意見がでました。
今の勢いのまま、どんどん面白いゲームを出してほしいですね!

心理学講座『視覚情報による錯覚理論』


就労移行支援事業所リスタートの今日の教養講座は外部講師による心理学講座です!
テーマは、「視覚情報による錯覚理論」!

人間は視覚的な動物であると言われています。
例えば、人間はたくさんの色を見分けていますが、これほど多くの色を視認している動物は人間くらいなんだそうです。
なぜなら、狩りをするときには白黒で「動き」に集中したほうがわかりやすいように、多くの動物にとっては色の多さは邪魔になるからです。
実際にはない事象をあたかもあるように感じてしまう「錯覚」は誰にでも起こりうることですが、これに一連のストーリーや意味づけをしてしまった状態が「幻覚」や「妄想」などの症状です。
また、同じものを見たとしても、それが何に見えるか、それを見てどう感じるかは人によって違っています。
例えば、ネコ科の猛獣を見た時、人によってはトラに見えるものが、他の人はチーターだと思い、また別の人はヒョウだと思うかもしれません。
また、それに対して、怖いと思う、かっこいいと思う、かわいいと思うなどの感想も人によって違います。
この、知覚と統覚が一致させる能力を「認知」と呼び、その力が失われた状態が「認知症」です。

これは、このように目で見たもののみの話ではなく、他の部分にも当てはまります。
例えば、誰かに遊びに誘われたとき、多くの人は自然と誘ってきた人が上、誘われた側が下の立場であるというように感じます。
しかし、その人が遅刻を繰り返すような人であれば、知らず知らずのうちにその人を自分より下の立場として捉えるかもしれません。
このように、気づかないうちに感じている順位が、自分が考えているものとずれていると、その人と接することに苦痛を感じます。
そこで、相手を自分がどう感じているかを考え、「錯覚」を取り除くことで、付き合いやすくなっていきます。