認知行動療法講座「第5のコラムまでを復習してみよう!」/ 就活対策(SPI)「推論問題”内訳”②」
読解「韓国失業と中国依存の鎖 若者の失業率は高い」
本日の新聞読解のトピックは、「韓国若者の失業率」についてでした。
以下、記事の要約です。
6月13日に投開票された韓国の統一地方選で、文在寅大統領の左派系与党が圧勝した。
文氏は南北融和で高い支持率を維持するが、政権発足から1年が経過した経済運営はどうか。
韓国の中央銀行である韓国銀行によると、2017年の実質経済成長率は3.1%と、3年ぶりに3%を超えた。
18年も3%の成長を予測する。
韓国が得意とする半導体市場統計によると、17年の世界市場は前年より22%増え、4122億ドルと初めて4000億ドルを突破した。
スマートフォン向けに加えて、あらゆるモノをインターネットでつなぐ「IOT」やビッグデータ処理のための需要拡大が要因だ。
パソコンやスマホなどに使うメモリー「DRAM」では、首位のサムスン電子と2位のSKハイニックスの韓国勢が、あわせて7 割以上のシェアを持つ。
この記事に対する利用者さんの感想・意見
- 日本も格差を減らして欲しい。
- 格差が大きいうえに賃金を上げてもバランスが難しいと思う。
- 就職時に兵役が済んでない人は不利になるとは思わなかった。
- 若者の失業率が減ると良いと思った。
などの意見がでました。
日本と韓国が協力して若い世代の失業率を減らしていきたいですね。
認知行動療法講座
就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。
今日は、これまでの復習として、新しい例を使い、「3つのコラム」で自動思考を見つけ、そこに含まれる「認知の歪み」を探しました。
今回の例は、新規事業プロジェクトを任されたものの、繰り返しミスをしてしまい、そのことを上司に指摘された上、翌日、同僚がその上司に飲みに誘われていたにも関わらず、自分には声がかからなかった・・・というものです。
この例で浮かぶ自動思考として、次のようなものが出ました。
- ①私はまたミスをしてしまった。どうして私は何をやってもだめなんだろう。
- ②それにひきかえ同僚は上司に飲みに誘われている。私は上司に嫌われてしまったのだろうか。
- ③世間は私みたいな人間でなく同僚のような人間を必要としているんだ。私は世の中の役に立たない人間なんだ。
それぞれの自動思考に含まれる認知の歪みとしては、以下のような意見がありました。
①・・・根拠のない決めつけ、極端な一般化
②・・・根拠のない決めつけ、部分的一般化
③・・・白黒思考、極端な一般化
次回は、この続きとして5つのコラムを完成させます。
就活対策(SPI対策)
就労移行支援事業所リスタート高田馬場の火曜日の4コマ目は就活講座(SPI対策)です。
今回は、先週に引き続き、「推論問題」のうち、内訳の問題の復習をしました。
一定のグループ内における各人や各種類の内訳の数を問う問題です。
例題
リンゴ、ミカン、モモを9個買った。3種類について、次のことがわかっている。
Ⅰ.3種類とも少なくとも1個は買った。
Ⅱ.リンゴの数はミカンの数より多い。
①必ず正しいと言える推論はどれか。
ア モモが2個ならば、ミカンは3個である。
イ モモが4個ならば、ミカンは2個である。
ウ モモが5個ならば、ミカンは1個である。
最初の前提を書き出して、選択肢の条件を前提に照らし合わせていくことで解答を導くことができます。
前回とは、少し異なる考え方で解いていきました。
リンゴ、ミカン、モモの合計は9個
Ⅰ.3種類とも1個は買った
Ⅱ.リンゴの数はミカンの数より多い
これらの前提を次の数式に変換していきます。
- リンゴ+ミカン+モモ=9
- 0個はない(リンゴ>0、ミカン>0、モモ>0)
- リンゴ>ミカン
ア モモ2なら、上の数式がリンゴ+ミカン=7となり、ミカン1なども成り立つ。
イ モモ4なら、上の数式がリンゴ+ミカン=5となり、ミカン1も成り立つ。
ウ モモ5なら、上の数式がリンゴ+ミカン=4となり、ミカン1だけが成り立つ。
このように、具体的な式に直すことで、どのような個数の組み合わせがあるのか調べやすくなります。