リス太のビジネスマナー講座 ~曖昧な言葉編 私服で出勤/汚れてもいい恰好~
前回までの内容はコチラ!
曖昧な言葉シリーズ第9弾!このシリーズもそろそろ終わりが近づいてきたね。
長くやってきたもんね! それで、今日の言葉は?
それじゃあ、「私服で出勤してきてもいいです」なんて言葉についてやってみようか。
え?そう言われたら私服でくれば・・・いいってわけではないんだよね。
そういうこと! さっそく考えていこう!
私服で出勤してきてもいいです
最近、企業の中にはカジュアルデーと銘打って、私服での出勤を許可する会社が増えているんだ。
それに、IT系やアパレル・デザイン系などの職場では、社員全員が私服で仕事をしていることもあるよ。
それに、IT系やアパレル・デザイン系などの職場では、社員全員が私服で仕事をしていることもあるよ。
へえ!そういう会社もあるんだね。
外で顧客と会う営業職などの社員は別だけど、内勤業務の社員は私服での出勤が認められていたりね。
そういえば、就職活動をしていた時に、説明会や面接は私服で、なんて会社もあったっけ。
ああ、それも今回の例と同じに考えて大丈夫だよ。
ええと、通常の出勤時の服装・・・例えばスーツとかを着てこなくてもいい、ってことでいいんだよね?
そうだね。カジュアルな服装でいい・・・のだけれど、職場の雰囲気にそぐわない奇抜な服装や化粧は避ける必要があることに注意しよう。
カジュアルな服装って、どんな服装?
そうだね。男性の場合であれば、淡色のシャツ・ポロシャツ、チノパン・スラックス、ジャケット・ブレザー、女性であればシャツ・カットソー、スカート・パンツ、ジャケット・・・ってところかな。
ふむふむ。
髪型、化粧、靴、帽子などは、カジュアル過ぎないように、ビジネスシーンに適したものを選択するのが重要だよ!
業種や職種によって、適切な服装は変わってくるんだね。
そうなんだ。自信がなければ、周りの従業員のスタイルを参考にしてみたり、上司にアドバイスを求めるのもOKだよ。
「私服」だからなんでも着てきていいってわけじゃなくて、雰囲気を壊さないように気を付けることが大事なんだね!
汚れてもいい恰好で来てください
もう一つ、服に関わる言葉をやっておこうか。
服に関わる言葉?
「明日は大掃除なので、汚れてもいい恰好で来てください」
こう言われたら、K君はどうする?
こう言われたら、K君はどうする?
スーツを汚したら大変だし、言われた通りにジャージかなにかを着て出勤するかな?
残念だけど、それは間違いなんだ。
ええっ!? そうなの?
この言葉の本当の意味は、服が汚れるかもしれないという注意喚起と、汚れてもいい服を持ってきてもいいということなんだ。
ということは、着替えを持ってくるのは良くても、最初から作業着で来たりしていいってわけではないんだね。
言葉の意味をそのまま受け止めると、最初から着てきていいように見えるけど、実際には会社で決められている服装を守ることが優先されるんだ。
普段がスーツならスーツだし、私服OKの企業だったとしても、さっきやったようなカジュアルな服装は守らないといけないってことだね。
そうそう。「汚れてしまう可能性があるので、それを覚悟してきてください。汚れるのが困るという場合には、別途作業着や上から羽織るものを用意してください」という意味だと捉えれば大丈夫!
服が汚れてしまったとしても、会社からクリーニング費用が支給されたりすることは基本的にないだろうし、しっかり準備しておかなくっちゃ!
それから服装繋がりで、休日出勤の時のことも話しておこうか。
休日出勤は私服で良い職場もあるんだよね?
そういう職場であっても、事務所内だけで過ごすのか、外部の人と会うことがあるのかは考えておこう。
そっか、顧客や社外の人と会うのであればいつもの服装のほうが無難かも・・・。
服装についての判断は、職場によって異なっていることも多いから、心配であれば上司に確認するようにしよう!