認知行動療法講座「スキーマの修正」/ 就活対策「横文字かるた」

新聞読解「日本に住む外国人について」

以下、記事の要約です。

東京に住む外国人は日に日に増加している。

日本の魅力を各国に配信する地域職員、日本での勤務を目指す学生など、滞在目的は様々だ。

各地域でも外国人向けサービスの拡充が始まっている。

例えば、多国語が話せるスタッフを配置した病院、ベジタリアン向け食事提供などがあげられる。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 言語というのは大きな壁なので、日本語が学びやすいメソッドの確立を目指してほしい
  • 外国人が増えてきた実感はあるが、日本式のルール・治安を維持する努力はしてほしい
  • 外国人向けの学校を設立するかどうかが問題となってくるのではないか
  • 言語の壁という点では、エスペラント語を国連が推奨してみるのも面白いかもしれない

国際的になってきているので、共生できる社会を目指したいですね!

認知行動療法講座「スキーマの修正」

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

前回、様々な自動思考の元となっている”考え方のクセ”、「スキーマ」について説明しました。

今回は、このスキーマを修正する方法についての話をしました。

スキーマの修正

自由な行動を妨げ、マイナスの感情が浮かぶ原因となるようなスキーマを持っているのであれば、それを修正していく必要があります。

スキーマを修正して新しい自分を見つけ出すために重要なのは、スキーマ通りに行動しないと自分が考えているのかを書き出すこと。そして自分がよくしている行動の中に、スキーマと反する行動などはないかを見つけ出すことです。

次の5段階に沿ってスキーマを修正していくことができます。

第1段階:スキーマに非現実的な面がないかどうかについて考えてみる

例えば、「誰からも好かれなくてはならない」というスキーマを持って苦しんでいる人がいます。

しかし、すべての人に好かれるというのは果たして現実的な考えでしょうか?

あなたが好きな人もいれば苦手な人もいるのと同じように、その人がどのような人かということには関係なく、人には合う合わないがあります。

このように、スキーマに含まれる非現実的な部分を探してみてください。

第2段階:評価基準を書き出してみる

私たちは「自分はダメな人間だ」「人間というものは信用できない」といった具合に、いろいろな人や出来事を自分なりの基準で判断、評価しています。

では、何をもってしてダメな人間ということができるのでしょうか? どのようなものは信用に値するのでしょうか?

基準を具体的に書き出して、その根拠と反証を挙げてみてください。

そうすることで、一方的に決めつけることができないとわかるはずです。

第3段階:スキーマのプラス面とマイナス面を書き出してみる

スキーマには役に立つ部分と役に立たない部分の両方があります。

例えば、「なんでも完璧にできないといけない」というスキーマは、きちんとした仕事をしていくのには役に立つ考えです。

しかし、そのような考えしかできないと仕事が進みませんし、突発的なことが起きた時に柔軟に対応することもできません。

このように、スキーマのプラス面とマイナス面を書き出してみると、バランスのとれた相対的な考え方ができるようになります。

第4段階:行動を通してスキーマに挑戦してみる

新しく作り出した規制に沿って段階的に行動していってみましょう。

アクションプランの表を利用して、スキーマに沿わない行動をしたり、自分の心の命令に従わないとどうなるかを調べることができます。

そうした行動を取った時に起きる可能性があると心配していることや、心の命令に従わないことでどうなるかの予測を事前に書き出し、実際の行動の中でどうなるか調べていきます。

このようにすることで、あなたの気持ちや行動を制限していた思い込みがわかって、行動に幅が出てきます。

第5段階:ほかの人の様子を観察してみる

同じような課題に直面したときに、他の人はどのように対処しているでしょうか。

その中からあなたの役に立ちそうなものを借りてくると、あなたの考え方や行動パターンの幅が広がります。

就活対策(教養)

今日の就活対策も、前回に引き続き「社長!横文字で言うのは止めてください」を使ってかるた形式でビジネス用語を覚えました!

今回は、読み手を利用者さんの間で順番に回していってもらいました。

どんどん覚えた言葉が増えてきて、かるたとしても白熱してきました。

読み手についても、どのような読み方をするか、どこでヒントを出すかなど、意外と考えることがあって難しいですが、やってみると楽しいものですね。