認知行動療法講座「問題リストの作成」/ 就活対策「休日は何をしていますか?」

新聞読解「ゲーム障害は「病気」 「根拠が不十分」業界反論」

以下、記事の要約です。

世界保健機関(WHO)はオンラインゲームなどにはまり、他のことが手に付かなくなる「ゲーム障害」を精神神経の病気の一つに位置づけた。

だが、「病気」と言われてもしっくりこないという声も聞く。

どんな症状だと「患者」と判断されるのか。

裏付けとなるデータはあるのか。

「僕はゲームをすることが問題とは思わない」。

神戸大学医学部付属病院のネット・ゲーム依存外来を、母親に連れられて訪れた高校一年の男子は言い切った。

成績が落ちていると気付いているが、「ゲームが悪いのではなく勉強の仕方の問題だ」と反論した。

診断した神戸大精神医学分野の曽根一郎教授によると、こうした患者でも二人きりでじっくり話すと「このままでは進級できそうもなく不安だ」などと本音を語りだす。

一時間ほどやりとりしながら、治療の糸口を探っていく。薬物依存などに似ているという。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • ゲーム自体が悪い事ではない。
  • 限度があると思う。
  • オンラインの良いところもあると思う。
  • ゲーム会社が依存するようなゲーム性にしていると思う。

何事もほどほどにしておきたいですね

認知行動療法講座「問題リストの作成」

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

前回、苦しくなってしまっている状態から回復するためには、問題を明確化し、解決目標を定めることが重要であるという話をしました。

今回は、そのために役立てることができる「問題リスト」を、実際に作ってもらいました。

問題リストそのものは、今自分が気になっている、困っていることを、その重要性などは気にせず思いつくままに書き出すことで完成します。

問題リストができたら、そこから解決目標を選び取るところまでやってみました。

問題リストの例

問題リスト

・気持ちがふさぎ込んで、何をするのもおっくう
・仕事がはかどらない
・夫と話し合えていない。

解決目標の決定

落ち込みの原因となっているのは職場の突然の異動。

そのため、上司や同僚に相談することが効果的に思えるが、今の気分ではまだ相談する決心がつかない。

そこで、「夫と話し合う」という解決目標を選び、相談に乗ってもらったり、家事の手伝いを頼むことに。

目標が適切かどうかの確認

以前に同じような状況があったかどうかを考えたところ、夫が忙しくて帰りが遅く話をする時間が持てなかったときに、仕事の邪魔をしてはいけないと思いながらも、思い切って不満を言ってみたことがありました。

その際には、夫と話し合うことができ、自分の心の中だけで考えず、思い切って伝えて良かったと感じました。

このように、過去に同じような問題に取り組んだ経験があれば、成功体験を自信にしたり、失敗体験から対処法を考えることができます。

また、今回の問題を達成した時の利点として、以下の内容を挙げてみました。
・家事を夫に手伝ってもらえる
・職場の問題にどのように対処すればいいかについて、相談に乗ってもらえる
・夫に精神的な支えになってもらえる

このように、問題達成の結果得られることを明確化しておくことにより、モチベーションを維持することができます。

 

就活対策『休日は何をしていますか?』


就活対策はいつも
・時事問題
・ビジネスマナー講座
・面接返答練習
という3本立てです。

今日の面接練習のテーマは「休日は何をしていますか?/趣味は何ですか?」でした。

今回から普段面接に同行しているスタッフも同席し、本格的な模擬面接をしてみました。

また返答後にスタッフからの追加質問もあり、普段以上の緊張感がありました。

実習面談会や企業面接で、実際にどのようなことが聞かれるのか、引き続き面接練習で予習、練習していきたいですね。