リス太と学ぶ心の病 ~うつの治療方法~

うつ病について、少しずつわかってきたかな。
うん! 誰でもかかるってこと、心理面も体調面もマイナスの症状が出るんだよね。そして回復するときはゆっくり。
そうそう! 原因はいろいろあるし、前兆だけでは気づきにくいんだよね。
これからは症状への対処、治療法についてお話ししていくよ!
よろしくおねがいしまーす!

うつの治療法1 よく休息をとること

よくよく休む、ぐっすり寝る! これは治療のキホンだね。
嫌なことがあったら寝たら治ったりするもんね!
そういうこともあるね! 休むことでエネルギーが回復されていくから、しっかり休む必要がある。
あ、でも休んでばっかりいると怠けてるって思われそう。。。
通常だったらそうだけど、うつ病のばあいは疲れすぎてしまった脳をしっかり休ませる、ってことが最重要。怠けてる、だらしないんじゃなくて、生きるためのエネルギー摂取なんだ。
なるほどなるほど。
よく寝ることにしても、睡眠の質も意識していこう。お酒はよくないよ! 生活リズムも、休息をしっかりとれるよう整えていこうね。

うつの治療法2 薬を飲むこと

薬の内服。これも代表的な治療だね。
お医者さんから薬を処方してもらうんだよね。
そう。抗うつ薬を処方されたら、お医者さんの指示通りに服薬することが大原則! 勝手に増やしたり、減らしたり辞めたりはダメだよ。
それはどうして?
まず、薬には相性や個人差があって、お医者さんも効果と副作用を見ながら、量や種類を調整していくんだ。勝手に増やしたり減らしたりすると、適切な処方ができなくて回復が遅くなっちゃうよ。
なるほどなるほど。
勝手に増やしたり減らしたりはしないこと! お医者さんに、効き目がよい、副作用が強い、など相談して、指示をもらおう。
回復遅れちゃうのはいやだもんね。
それと、精神的に作用する薬は即効性ではないってこと。継続して飲むことによって少しずつ変化が出てくるからね。あと、再発も多いって話をしたと思うんだけど、再発防止のために服薬も半年から1年続けるよ。
ほんとに、根気強く解消していかないといけないね。

うつの治療法3 カウンセリング・精神療法

再発を防いだり、悪化を防ぐために、カウンセリングや心理療法も行われることがあるよ。
カウセリングはイメージつきやすいね!
そうだね。どちらも予防を目的にしていて、気持ちの整理をしていったり、考え方・行動パターンを見直したり、ということになるよ。
うつ病って自責とかやる気が出ないとかが症状だもんね。心の中身を整理するのは大切そうだね
そうなんだ。気力の回復のためにも、自分の気持ちを整理して、理解していくことが大事だね。
なるほどー!
ほかにも心理療法として「認知行動療法」「内観療法」とかいろいろあるけど、どれも、うつ病になりにくい考え方を探していくものだよ。
認知行動療法・・・?
悲観的になりがち、などの考え方の癖を修正していったり、達成感のある行動で心を和らげていったり、という心理療法だね。リスタートのブログ「認知行動療法」でも説明しているから見てみてね!
ちょっと気になってきた!

うつの治療法4 周囲の人々

治療のときは、周りの人の配慮も大切になるよ
そうだよね、休むことが大切なんだから、よく休めるように環境を見直してあげたいね。
そうそう! 怠けているわけじゃなくって、エネルギー回復だからね。あと、「がんばって」とか「しっかりして」とかは禁句だよ!
応援したいんだけどな。。。
そうだね、気持ちはわかるよ。でも頑張るための気力がなくなってる状態だし、自責が強くなってもいるから、頑張れと言われてもできない自分を責めてしまう。「頑張れ」とか「気合い」みたいな言葉は、逆効果なんだ。
なるほど。。。応援の言葉とか、叱咤激励とかはぐっとこらえて、病気への理解をすすめていかなきゃね。
うん。あと、気晴らしをすすめるっていうのも、気晴らしするための元気がある人には効果的だけど、無理に誘い出してしまうとエネルギー回復ができなくて、治療が遅れちゃうから注意だね。
そっか、気分転換にも体力が必要だもんね、気を付けよう。

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