ワークショップ「ショッピングセンターに対抗する商店街のポスター」/就活SST「メリット・デメリット分析②」

新聞読解「社員の離職どう防ぐか? 定着促進策の研究盛んに」

以下、記事の要約です。

日本企業は人材採用を活発化させているものの、若手世代を中心とした離職率の相対的な高さは続いている。

図のように、中高年世代に比べて若手世代の離職率が2倍以上も高いことは、内部の生え抜きを重視する日本的人事管理では、将来的にコア人材の不足をもたらし、事業発展の制約となる。

そもそも離職率の高さは、会社の競争力の伸び悩み、業績拡大の制約、顧客満足の低下につながりやすい。

ただ、離職研究の百年を回顧した米ワシントン大学のトーマス・リー教授らによれば、従業員の離職は、場合によっては、組織にとって新陳代謝につながる面もあり、一概に悪いことではない。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • キャリアを変えても給与が下がる。
  • 顧客満足度に影響が出るのがよくわかる。
  • 若者の仕事に対する姿勢が変化したと感じる。
  • 企業と社員のマッチングミスが多い。

若者が定着しやすい環境を整えて欲しいですね!

就活SST

『こ』で始まる心が癒されることといえば?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

「子猫」「こたつ」「孤独」「コアラ」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・

Aグループ「コーピング」

ストレスを緩和するためにはコーピングが効果的です。他に上がっている答えも、ストレスから心を癒すための行動と考えると、「コーピング」であると言えますね!

選択理論

前回、メリット・デメリット分析を用いて、落ち込みの感情についての分析をしました。

不快感情であっても、それを選択しているのは自分自身であり、不快感情だからと言ってメリットがまったくないというわけではありません。

だからこそ、メリットのほうが大きいと感じられたのならば、その感情を選択し続けるという選択肢もあります。

しかし、比較してデメリットのほうが大きかったのであれば、自分自身で感情を変えるために行動を起こした方が良いでしょう。

誰かに言われたから変わるのでも、誰かに変えられるのでもなく、自分で判断し、自分で変わることしかできないのです。

今回は、「怒り」の感情について、メリット・デメリット分析をしてみましょう。

サンプル:出勤時、いつも乗っているバスが遅れ出勤時間に遅れてしまうかもしれないことでイライラする。

今回の例は、いつも出勤で使っているバスが遅れているために、出勤時間に遅れそうになっている、というものです。

そのために、「イライラ」の感情が浮かんできてしまいました。

イライラのデメリットはわかりやすいですね。

イライラして、怒りが浮かんでいる間は他のことを考えられなくなるため、遅刻を回避するために他の行動に移ることができないこと。

周囲の人に悪い印象を与えること。

突発的に行動してしまい、トラブルの原因となる可能性があること、などでしょうか。

では、イライラのメリットとはなんなのでしょうか?

デメリットとして挙げたものを反転させてみるとわかりやすいかもしれません。

怒りによって不安から目をそらし、目の前の問題について考えずに済むこと。

周囲に怒っている、困っていることを言葉にせず伝えられることなどでしょうか。

イライラしてもしなくても、バスの到着時間は変わらない以上、どちらのほうが自分にとって良いのかを考えてみてください。

デメリットのほうが大きいとなれば、「思考」か「行為」を変えることで、間接的に感情をコントロールします。

例えば、会社に電話して遅れてしまうかもしれないことを伝えるだけでも、間に合わないものは仕方がないのだから諦めよう、とイライラから抜け出すことができるかもしれません。

あるいは、タクシーを使うことで時間に間に合わせることができたら、ほっと一息つくこともできるでしょう。

ワークショップ「商店街のポスターを考える」

高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「大型ショッピングセンターに対抗するため、商店街のポスターを考える」です。

利用者さんの回答

Aグループ:買い物は冒険だ

「買い物は冒険だ」というキャッチコピーを上部に、中央は大きなQRコードのみ、というシンプルなポスターを提案。

QRコードをスキャンすると、餅つき大会やスタンプラリーなど商店街が開催するイベント詳細ページにアクセスできます。

またスキャンできる端末を持っていない方でも、ポスター下にある代表店舗への問い合わせでイベント情報を教えてもらうことができます。

デメリットとして、店舗間の情報共有がきちんとできていないと成立しない、チェーン店の協力が難しい、イベントを継続開催しなくてはいけない、などが挙げられました。

Bグループ:毎日がバーゲン

Bグループは、ポスターそのものがバーゲン情報を載せた地図になっている、というアイデアでした。

ポスターに店の地図が載っており、当日バーゲンをしている店にはシールを貼るなどして、情報を発信します。

また、PayPayや電子マネーへの対応をアピールしたり、SNSやLINEのアカウントを載せるなど、最近の流行に乗っていることもアピールしました。

他にも、飲食スポットを載せて食べ歩きに対応するなど、ショッピングセンターではできない商店街ならではの魅力も載せました!

デメリットとして、電子マネーの導入費用、バーゲンを本当に毎日できるのか、ごみ対策などが挙げられました。

スタッフからのコメント

またポスター作製に必要なキャッチフレーズ、簡単な図案を、両グループともに作成できていました!

今回のテーマではショッピングセンターにお客さんが流出しているため、予算もたくさんとれないのではないか、と想定できますね。

このため低コストというのは重要な視点です。

どちらのグループもコスト意識や、デメリット・課題の把握を心がけていて、大変よい企画になっていると思います!

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