お正月料理の豆知識!

なぜお正月はお餅を食べるの?

お正月っておもちを食べるけど、これはどうして?
これは実は、平安時代から続く風習なんだ。
かなり昔からある、伝統的なものなんだね!
そうそう! 平安時代、宮中で「歯固めの儀」という正月行事が行われていたんだ。
これはどういう行事なの?
元日に、歯の根を固めることで一年中健康であることを祈って、硬い食べ物を食べる行事だったんだ。
なるほどなるほど。おもちって焼く前は固いもんね!
そうそう。でも餅って、焼くとながーく伸びて切れないよね。
うんうん。
そこで、長寿を願う意味でもおもちを食べることが続いているんだ!

お正月のお雑煮ってどんな意味があるの?

あとお雑煮も食べるよね。
お正月に神様にお供えした野菜・お餅。お供えしたものをいただくことで、神様の力をおすそ分けしてもらえると考えられているんだ!
そうなんだ!
そして暖かいものをたべて体をあたためて、健康になるという考え方もあったんだ。
たしかに、寒い冬にお雑煮はあったまる~。
そうそう。無病息災を祈る意味でも、お雑煮は定番だね!

おせち料理の由来

おせちもお正月料理の定番だけど、これはどうして?
おせちって感じでは「御節」って書いて、季節の変わり目などの「節」に食べるんだ。お正月も節だよね。
なるほどなるほど!
昔は季節ごとに恵みに感謝して、神様にお供え物をしていたんだ。これはなんと弥生時代からある風習だよ。
すっごく古いんだね!
そのお供え物をいただくのを、節ごとに宮中儀式として始めたんだ。これは奈良・平安時代からと言われているよ。
でも、節ごとにっていうと、他にも節はあるってことだよね?
そうそう。1/7の「人日」、3/3の「上巳」、5/5の「端午」、7/7の「七夕」、9/9の「重陽」とが行事としてあって、そのうち最も大きなイベントのお正月の「人日」に食べるのが、江戸時代くらいに定番化したんだ。
ふむふむ、伝統も変化してきたってことだね!

 

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