喜んでもらう提案をするためのコツ②

解決策を求められたら

日常のほとんどの相談事は、本人の中では答えはだいたい決まっているんだったよね。
一呼吸おいたり、聞き返したりして、相手の本心を引き出して、背中を押してあげる、だったね!
でも、本心が決まっていない、どうしたりいかわからない相談事もたくさんあるよね。
たとえば。。。?
仕事をやめようと思っている、とか、どうしたら解決できるか、本人も困っている場合もあるよね。
これは、本心が定まってる場合とはちょっと対応が違ってくるよね。
そういうこと。
今日は、同意だけじゃなく、解決策を提案する方法についてお話ししていくよ!

まずは相手の状況を話してもらう

たとえば
「仕事を辞めようと思ってるんだ。。。」
って相談を受けたとき。K君だったらどうする?
こういうとき、「いいんじゃない?」とか簡単に言えないよね。。。
そうだよね。
まず、どうして辞めようと思っているのか、相手の状況を話してもらおう。
うんうん、状況がわからないと、解決策も提案できないよね。
そう。
話しているうちに、本人も状況や考えていることが整理できてくるよ。

問題点を見つけてもらう

状況がつかめたら、その状況の確認をしていくよ。
「~と思うから辞めたいんだよね」「辞めたら~するんだよね」とかだね。
相手の言葉を言い換えたりするんだね。
そう。
聞き返すと、「辞めて~するといっても、実はこういう問題もあって。。。」と、問題点が出てくることもあるよ。
なるほど、解決するには、問題点の解消も大切だもんね。
そういうこと。
相手の中での現在の問題点、候補への問題点を洗い出そう

質問して状況と問題点を整理、本心に近づく

問題点が見つかったら、こちらが気になっていることを聞いてみよう。
洗い出した問題点についてとかだよね。
それでもいいし、「家族はどう言ってるの?」とか、「次の仕事の~について、どう思ってる?」とか。
なるほど。。。
確認をこめて質問してみることもいいんだね。
そう。
本人が気にしていなかった点、見えていなかった点が見えてくることもあるからね。
うんうん!
あとは、もし心が決まっていそうだったら、相手の本心を聞き出してみるのもいいよ。
前回学んだ、一呼吸おく・聞き返す、というのも使えるかな?
うん。
もし現状のほうがよければ「~したほうがいい気がする」という返事が返ってくるかもしれないね。
なるほど!
。。。これってけっこう重要なプロセスじゃない?
そう!
相談を持ち掛けるということは、本人もぼやっと問題点は見えているけど、解決策がつかめていない状況。
相手の状況を確認していくことで、本人もそれらの問題点が整理できていくんだ!

状況、問題点、本心を踏まえて提案

状況と問題点を聞き出していく過程で、だいぶ本心に近づくよね。
うん!
ここまで来たら、「思い切って~するのもいいけど、今のままもう少しやってみてもいいんじゃない?」とか、提案ができるよね。
そうだね、本人の中で問題点や気持ちが整理されたら、納得がいく解決策が出てきそう!
そういうこと。
本心を引き出す、というより、状況や考えを整理するのを手伝う、というイメージだね。
うんうん!
相手の考えを尊重して、背中を押してあげたいね!

 

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