認知行動療法講座「5つのコラム」/ 就活対策 実践編「訪問のマナー~アポイントの電話~」
目次
新聞読解「会社許可せぬITツール リスク大」
以下、記事の要約です。
会社の把握しないところで、社員が私物のパソコン端末やスマートフォンなどを使い、許可されていなウェブ上のサービスを業務に利用する「シャドーIT」のリスクが高まっている。
本人は「便利だから」と軽い気持ちでも、機密情報の漏洩など深刻なトラブルにつながりかねない。テレワークなど多様な働き方が広がり、新たなITツールも次々に登場。
専門家は「企業による管理は難しさを増している」と指摘する。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 使用する前は上司に相談するのが大事だと思った。
- 会社が1割しか把握していない風潮は改善点だと思う。
- 会社が許可しても安全と言い切れるサービスはないのでは。
- 個人の倫理観が必要になるので、社員がツールをどう感じて使うかが大切になってくる。
色々なサービスやアプリケーションが出てきているので、利用する際は会社に相談したり報告することが自分を守ることにもつながりますね!
認知行動療法講座
就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。
今回は、自動思考の根拠と反証を探す「5つのコラム」に挑戦しました。
第4のコラム「根拠」
第4、第5のコラムでは、3つのコラムで見つけた自動思考を分析し、現実よりも悪く受け止めている部分がないか探していきます。
第4のコラムでは、自動思考を裏付ける根拠を探します。
ここで重要なことは、確実に「事実」であるとわかることだけを根拠とすることです。
相手が考えていると思うことや、起きたことの解釈はすべて自分の「推測」であり、確実な「事実」とは言えません。
第5のコラム「反証」
第5のコラムでは、自動思考に歪んでいるところがないか、現実と矛盾しているところがないかを探していきます。
ここで、前回行った認知の歪みのチェックが役立ちます。
認知の歪みの種類に合わせ、現実を見つめ直すことで、根拠なく悪く捉えていた部分が見えてきます。
認知の歪みから反証を見つける方法
それぞれの認知の歪みから反証を見つけるための方法には、以下のようなものがあります。
1.白黒思考
・数値化し、グレーゾーンを見つける。
例)「上司に叱られてしまった」→「上司には叱られたが、お客様には納得してもらえたので40%は上手くいった」
2.極端な一般化
・例外を見つける。
例)「努力してもどうせ失敗する」→「勉強をして、ちゃんとテストで点が取れたこともある」
3. 心のフィルター
・良かったこと、上手くいったことを探す。
例)「自分の発表は失敗した」→「拍手してくれた人、うなずきながら聞いてくれていた人がいた」
4. マイナス化思考
・良いことは良いことであると受け入れる。
例)「遅刻せず来られたが、当たり前のことだ」→「疲れていたにもかかわらず遅刻せずに来ることができた」
5. 結論の飛躍
・事実ではなく、可能性の一つであると考える。
例)「ため息をつかれた。自分の話がつまらなかったんだ」→「自分の話のせいかもしれないが、そうとは限らない」
6. 過大評価・過小評価
・数値化するなどして客観的に評価する。
例)「仕事で大きな失敗をしてしまった」→「失敗はあったが、期限には間に合ったので60点くらいの成果」
7. 情緒的な理由付け
・他の可能性や選択肢を考える。
例)「あいつはむかつくやつだ。だからあいつは悪い奴に違いない」→「部下からは慕われている」
8. べき思考
・「べき」に反論する。
例)「お金はたくさん持っておくべき」→「お金がなくても幸せな人はいるし、焦って増えるものでもない」
9. レッテル貼り
・レッテル以外の部分に目を向ける。
例)「あの人は細かくて面倒な人だ」→「あの人は細かいことにうるさいが、その分丁寧な仕事をする」
10. 自己関連付け
・選択肢を増やす
例)「一緒に遊んでいる友達が不機嫌な態度でいる。自分のせいだ」→「雨が降っているからかもしれない」
就活対策 実践編「訪問のマナー~アポイントの電話~」
リスタートの就活対策講座は、ビジネスマナーについてただ講義を聞く形式ではなく、利用者さん自らで調べ、資料にするという形式で進めています。
ただ講義を聞くだけよりも記憶に残りやすいだけでなく、「情報を収集する力」や「他人に伝える力」を磨くことができます。
今日のテーマは、「訪問のマナー~アポイントの電話~」についてです!
また、現在は自分達がまとめた内容を身に着けるために実践をしています。
実践をして、より自分のものにしていきましょう!
まとめ
今回は、このような内容について資料にまとめていただきました!
- 訪問する前に、必ずアポイントをとること。
- 相手の都合を優先させること。
- 日時が確定したら復唱させる。
- 目的や場所、同行者など必要な項目を決める。
今週のテーマは、「訪問のマナー」のアポイント電話についてです。
会社に訪問する時にまず大事なことは、アポイントの連絡を入れるということです。
アポイントなしの訪問は失礼なこととなってしまいます。基本は、電話で担当者に連絡をします。
流れとしては、下記3点です。
①訪問の申し入れをする(会社名、名前、目的、所要時間、場所、人数などを伝える)
②訪問日時を調整する(相手の都合を聞いた上で、提案をする)
③最終確認(日時や同行者などを、復唱する)
以上の流れでアポイントを取ります。
流れを把握するだけでは、なかなか必要な項目を自分から聞き取ったり返答したりすることは難しいです。
色々な場面を想定して、電話の練習は引き続き行っていきましょう!